クライン ダイサム アーキテクツのお二人がインタビューで披露してくれた「六本木アートルート」というアイデア。これは、21_21 DESIGN SIGHTと国立新美術館、森美術館の3拠点を結ぶ道のりをアートで盛り上げようというもの。
以前ブログでもご紹介したように、インタビュー後に街なかを歩きながら「駐車場をギャラリーにしたらいいんじゃない?」「路面に絵を描いちゃうとかね」とアイデアを話してくれたのですが、そのとき通ったのは別の道。そこで今回、実際にアートルートを歩いて、勝手にプランを考えてみました。
スタート地点の21_21 DESIGN SIGHTから少し歩くと、東京ミッドタウン西交差点に到着。この日は雨ということもあって、再開発をしている工事現場がちょっと寂しい印象。ここはぜひ、クライン ダイサムのお二人に工事の仮囲いを壁面緑化していただきたい!
交差点を抜けると、通りには何軒かのお店が。ちなみに通りの右側は整備されているのですが......
左側には、古くからの商店や住宅がところ狭しと並んでいます。もし空き家があったら、名和晃平さんのアート作品を置いてみたい! あれこれ考えているうちに、妄想が広がりはじめました。
国立新美術館を通り抜けると、左側にはマンション群、右手には大学。この道路の広さ、佐藤オオキさんが言っていたように「ゲリラ的に何かをはじめる」のにぴったりではないでしょうか?
さらに進むと、高架道路が見えてきます。ここはやはり、石井幹子さんの照明を設置するべきでしょう。
高架のすぐ手前を左に入ると、細い路地と階段の先に六本木ヒルズが見えてきます。ここには真鍋大度さんの音と光を発する階段「メロディステップ」を置きたいですね。
そんな妄想をしながら歩いていると、六本木六丁目交差点の手前にオシャレなお店が。距離的にも、ここで休憩するとちょうどよさそうです。こちらは「TUNNEL+」というイタリアンレストラン。
中に入り、アイスコーヒーを飲みながらスタッフの越田浩之さん(左)と鎌田淳さん(右)にアートルートのプランを熱弁してみたところ、「上に確認を取らないと......」と戸惑いながらも、「ちょっとしたオブジェを置くくらいなら協力できるかもしれません!」と心強い(?)言葉をいただきました。
じゃ、じゃあ、ラーメンズ・片桐仁さんの粘土作品でお願いします!
六本木通りの下の地下道を抜ければ、六本木ヒルズはもうすぐそこ。ここは両脇に電光板が設置されています。山中俊治さんがインタビューで「美術館情報を発信」と話していましたが、その場所にぴったり!
そして六本木ヒルズに入り、終点の森美術館に到着。今回の「アートルート」、我ながらなかなかいいプランに仕上がった気がします(すべて他力本願でしたが......)。
クライン ダイサムのお二人、いかがでしょうか? 今度ぜひ「PechaKucha Night」でプレゼンさせてください!
編集部 飯塚