現在、東京ミッドタウンで開催している「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」(10月17日から11月3日まで)、みなさんはもう行きましたか? 毎年恒例のこのイベント、コンセプトは「デザインを五感で楽しむ」。そこで今回、リアルに五感を使って体験してみました。果たして、本当に嗅覚や味覚まで楽しめるのでしょうか?
まずは「視覚」から。大江戸線の改札から東京ミッドタウンに入るとすぐにある、水の流れる壁で行われている「映像インスタレーション by WOW」(11月3日まで)。このプロジェクションマッピングは、「工場と遊園地」というタイトルのWOWオリジナルの映像。緻密に構成された映像が滑らかかつダイナミックに動いて、ずっと観ていたくなります。毎時00分にはサプライズの演出もあるそう!
次は「聴覚」。いわゆる直球のサウンドアートではありませんが、ミッドダウン・ガーデンにさまざまな仕掛けが施されたイスが並ぶ「スワリの森 DESIGN×SCIENCE」(11月3日まで)には、音の出るイスが。その名も「音が見えるイス」、バスドラムやシンバルがついていて、座るといろんな音が鳴ります。ちびっ子たちにかなりの人気で、体験することはできませんでしたが、すごく楽しそうです。
「触覚」を楽しむならこちら、「Salone in Roppongi」(10月26日まで)で吉岡徳仁さんが手がけたインスタレーション「SPARKLE LOUNGE」。2014年のミラノサローネで発表されたスツール「SPARKLE」に実際に座ることができます。見た目クリスタルガラスのようですが、実はアクリル。お尻が冷たくならないのがいいですねー。
「嗅覚」にいってみましょう。こちらは「MAKE HOUSE 木造住宅の新しい原型展」(10月26日まで)。株式会社エヌ・シー・エヌの、木材をパーツ化した新しい工法を使って、建築家がこれからの住宅を提案するブースです。建物に入ると、中は木の香りがほんのり漂います。谷尻誠さん、トラフ建築設計事務所、長坂常さん、藤村龍至さんと、六本木未来会議でおなじみの建築家の作品も展示されていますよ!
さて、最後に残ったのは「味覚」。本当にあるの? と思われるかもしれませんが、ちゃんと舌で楽しめるイベントが開催されていました。それがこちら「富士山グラスで乾杯!」(11月3日まで)。
富士山グラスとは、「Tokyo Midtown Award」から商品化された、ビールを注ぐと富士山のように見えるグラス。イベント期間中、このグラスを使ったメニューが東京ミッドタウン内の「OBIKÀ MOZZARELLA BAR」と「Ba-tsu」で提供されています。ちなみに、今年の「Tokyo Midtown Award」の受賞作品は、プラザ地下1階の通路で展示中です(11月9日まで)。
さっそく注文、と思ってメニューを見ると、なんだかお腹が減ってきて、ついついビーフステーキカレー(1860円!)もがっつりオーダー......。あ、グラスも口当たりやわらかで、ビールもおいしくいただきました。
ということで、紹介した以外にも、「森の学校 by 六本木未来会議」(11月3日まで)や「GOOD DESIGN EXHIBITION 2014」(10月31日から11月4日まで)などなど、イベントが盛りだくさん! 詳しい内容は、公式ホームページをチェックしてくださいね。ちなみに、今年のテーマは「デザインのスイッチ」。私は最終的に食欲のスイッチが押されてしまったようです......(笑)。
編集部 飯塚
information
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014
期間:2014年10月17日(金)~11月3日(月・祝)
会場:東京ミッドタウン各所
主催:東京ミッドタウン
お問い合せ:東京ミッドタウン・コールセンター TEL. 03-3475-3100
公式サイト:http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2014/