気温も日に日に下がり、秋らしい気候となってきました。芸術の秋恒例のイベント、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」が今年も10月13日(金)〜11月5日(日)にかけて東京ミッドタウンで開催されます。今年のテーマは「ふれる」。普段は「見る」ことの多いデザインに「ふれる」ことで新たな発見や生活を豊かにするヒントを得ることができるかもしれません。
今回はDESIGN TOUCHの見どころをいち早くご紹介いたします。
まず、チェックしたいのは、ミッドタウン・ガーデンの芝生広場に設置される巨大なビニールハウス「デジベジ - Digital Vegetables - by PARTY」(10月17日(火)からスタート)。伊藤直樹氏が代表を務める、「ビッグデータ」「VR」「IoT」など最新テクノロジーとストーリーを融合し、未来の体験をデザインするクリエイティブ集団、PARTYによる作品です。
ビニールハウスの中に植えられている"やさい"にふれると、天井に張り巡らされたLEDの光と音が変化し、野菜の花、種、葉の色を表現した空間に変化するそう。
いつもは食べる対象でしかない"やさい"の、植物としての多彩な側面、豊かな色彩をインタラクティブに"ふれて"体感してみてください。
ミッドタウン・ガーデンを流れる小川に沿うように設置されるのは、これまでもTokyo Midtown DESIGN TOUCHで作品を手がけてきたWOWによる"ものこころ提灯"。まるで提灯に"こころ"が宿ったように、人が近づくとゆらゆらと揺れ動き、灯が変化します。
普段は装飾として使われる提灯ですが、提灯とこころを通わす体験ができるかもしれません。
さらにアトリウムでは、夏にも実施された「未来の学校 powered by アルスエレクトロニカ」第2回目となる今回のテーマは、「私たちが今日接している情報はいかにしてデザインされているのか」。子どもから大人までが一緒になって、未来の情報のデザインのあり方を考える場です。
プラザB1Fで開催されるのが、今年で10回目となるデザインとアートのコンペティション「Tokyo Midtown Award 2017」。東京ミッドタウンのコンセプトである「JAPAN VALUE」を基軸テーマに、年に一回、アーティストやキュレーター、デザイナーなど第一線で活躍する方々を審査員に迎えて開催されているアワードです。
10月13日(金)〜11月5日(日)は、計1,489点の応募作品の中から選ばれた受賞14作品に加え、10回目の実施を記念して、過去9回分のデザインコンペ受賞作品全77点も展示されます。次世代を担うクリエイターたちの才能にぜひ"ふれ"にきてください。
ご紹介した以外にも、期間中には柿木原政広氏や植原亮輔氏、YOYが参加し、ワークショップやトークセッションを行う「Salone in Roppongi vol.5 2017」や、「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」も同時開催。
詳しくはこちらのガイドブックから気になるイベントや展示をチェックしてみてください。
秋の爽やかな空気の中、デザインに"ふれる"ひとときを過ごしにきませんか? 編集部でもイベントの様子を後日お届けします!
information
東京ミッドタウン「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2017」
会場:東京ミッドタウン各所
会期:10月13日(金)〜 11月5日(日)
※催しにより異なります
入場料:無料 ※一部有料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/3701/