六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをし、リレーで繋げる当企画。今回登場してくれたのは、某グルメ情報サイトの営業マンで六本木エリアを担当し、街の隅々まで知り尽す西田一平さん。約1年前には住まいも六本木に移し、現在一日のほとんどを六本木で過ごす西田さんが、その魅力を語ります。
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
「憧れの街」です。僕は京都出身で大学も大阪。就職するまで東京には来たことがなかったので、六本木は"テレビで見たことがある"というくらい遠い存在でした。一度は行ってみたいと思っていた六本木が、今は自分の仕事場であり、住んでいる場所でもあるというのは、なかなか感慨深いですね。
「すごいところなんだろうな」という思い込みがありすぎて、来てみたら「あれ、意外と普通だな」って拍子抜けしましたけど(笑)。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
1位 東京バルajito
六本木4丁目の、住宅街の一角にあるイタリアンバル。雰囲気がよくて料理もおいしいので、よく行きます。一度、仲のいい同期5人を連れて行ったら、彼らもめちゃめちゃ気に入ったようで(笑)。それ以来、定期的に集まっては大宴会をしています。いくら飲んだり食べたりしても、ほどほどの金額で収まるのも、ありがたいですね。オススメのメニューはハラミステーキ! 毎回必ず注文しています。
2位 バーレスクTOKYO
六本木交差点から外苑東通りを乃木坂方面に歩いて1分ほど、東京ミッドタウンの向かい側にある、ポールダンスや歌などのショーが見られるお店です。ショーのクオリティが高いと評判で、今すごく注目されているんですよ。接待にも使ったし、友だちはもちろん、東京に遊びにきた両親も連れて行きました。最近は、女性同士のお客さんも多いみたいですね。
3位 蒼龍唐玉堂
六本木通り沿いの老舗スーパー「明治屋」のすぐ近くにある、担々麺専門店です。遅くまで仕事をしていることが多いので、夜中ひとりで夕飯を食べに、だいたい週に2回は行きますね。0時を過ぎるとお客さんも落ち着いて静かなので、カウンターの端っこに座ってビールを飲みつつ、担々麺と、たまに餃子で一日を締めくくる、というのが定番です。
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
六本木駅からドン・キホーテのほうに歩いていくと、外苑東通りの真ん中に東京タワーがバーンと見えますよね。やっぱりあの景色は迫力があるし、六本木にいるなあという感じがして好きですね。
あとは、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIの裏手にある休憩スペース(写真)。けやき坂から一歩入っただけなのに、人通りがほとんどなくてとても静か。仕事柄、外で電話をすることが多いのですが、ここだと落ち着いて話ができるので、とても助かっています。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
夕方の5時は、僕の営業活動が本格化する時間。つまり、バリバリ仕事をしています(笑)。六本木は夜のお店が多いので、19〜20時頃までいろいろなお店を回って、いったん会社に戻り、終電で六本木に帰ってくるというパターンです。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
休みの日に、よくドン・キホーテまでフラッと歩いていくんです。Q03でも話しましたが、そのときぼんやり東京タワーを眺める時間が、リフレッシュになっている気がします。
あとは、友人と飲みにいくこと。なんだかんだ週末に仕事が入ることが多いのですが、朝早く出社しなくてもいいので、金曜と土曜はここぞとばかりに朝まで飲んだりも。仕事とプライベートが混在して疲れてしまうので、あんまり六本木では飲みたくないんですけど......。だからたまに、恵比寿や渋谷に逃げます(笑)。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
ボッテガ・ヴェネタの財布とキーホルダー、そしてボッテガ"風"スマホケースの3つ。全体として統一感があるけれど、デザインがちょっとずつ違うところが気に入っています。昔から、小物はすべて黒。本当に気に入ったものだけを厳選するので、一度買ったら長く大切に使うタイプですね。
ものがたくさんあるとわけがわからなくなるので、一個買ったら一個捨てるというのが昔からのモットー。余計なものは持たないので、家も生活感がないとよく言われます(笑)。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
「食を通じたエリア活性化」ができたらいいなと思います。飲食店がもっと盛り上がったら、今よりたくさんの人が集まって、さらに良い街になるんじゃないか、と。六本木ヒルズや東京ミッドタウンといった大きな施設にももちろん魅力はありますが、みんなから「あそこに行きたい」と思われるような魅力的な飲食店が増えたら、自然と人も集まって活気も増すでしょう。僕も仕事を通じて、そういうお店の魅力をより効果的に伝えていきたいですね。
Q 08
前回出演した方(孟興賢さん)とのつながりを教えてください。
A
知り合ったきっかけは、前任者から紹介されて、孟さんが経営していた飲食店の担当になったこと。年齢も近いし、六本木を歩いているとよく遭遇するので、同じ街で働く仲間みたいな感覚がありましたね。孟さんは今、別の事業がメインなので、会う機会は減ってしまいましたが、また何か一緒にできたらいいなと思っています。
no.033
西田一平さん
20代・会社員
六本木歴6年