麻布台ヒルズ ギャラリーにて、2025年2月2日(日)まで「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」が開催中です。本展は2023年に石川県の国立工芸館からスタートし、アメリカ、国内数か所を経てこのたび麻布台ヒルズ ギャラリーに凱旋。今後も、愛知・青森・長崎へ巡回する予定です。
工芸の多種多様な素材と技法を用いてポケットモンスター(以下、ポケモン)に挑むことで、新たな発見を提示してきた本展。東京会場では、吉田泰一郎氏、植葉香澄氏、桑田卓郎氏3名の作家が手掛けた新作が初公開となっています。
新作となる全長約2mにも及ぶ《ミュウツー》は大迫力。よく見ると、表面に多数のポケモンが描かれています。桑田氏による無数のピカチュウが施されたタイルやカップは、持ち帰りたくなる可愛さです。
須藤玲子氏による《ピカチュウの森》は、自身がデザインディレクターを務める布「NUNO」を用いたインスタレーション。「ポケモンずかん」を眺める中で、可愛さに目を奪われたというピカチュウと植物をニードルレースに仕立てています。
ポケモンそのものだけでなく、ポケモンが放つ技をコンセプトにした作品もあります。新實広記氏のインスタレーション《Vessel -TSURARA-》は、こおりタイプの技「つららおとし」がテーマとなっています。
桝本佳子氏は、本展の企画趣旨を聞いた際、即座にほのおタイプをモチーフにすると決めたそうです。焼きものと切り離せない炎。このたび、信楽焼での本格的な制作に初挑戦し、ヒトカゲやリザードン、ロコンなどほのおタイプの代表的なポケモンを表現しました。
会場外にある特設グッズショップでは、オリジナル商品を販売。東京会場から新商品も加わっています。オンラインにて、作家が手掛けた作品の抽選販売も行っているので要チェックです。
麻布台ヒルズ ギャラリーカフェでは、「喫茶 ポケモン×工芸展」がオープン! 純喫茶をイメージしたレトロかわいいコンセプトのもと、本展の作品からインスパイアを受けたメニューを味わえます。
2024年12月26日(木)から始まった後期展示からは、追加の新作として植葉氏の《星氷裂文ミミッキュ》、桑田氏の《カップ(ピカチュウ)》《ボウル(ピカチュウ)》が登場。すでに前期に訪れた方も、お見逃しなく。
編集部 齊藤
「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」
会期:
前期 2024年11月1日(金)~2024年12月25日(水)
後期 2024年12月26日(木)~2025年2月2日(日)
※展示替えあり
開館時間:
月 9:30~19:00(最終入館 18:30)
火水木 10:00~19:00(最終入館 18:30)
金 10:00~20:00(最終入館 19:30)
土、日、祝前日 9:30~20:00(最終入館 19:30)
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
主催:麻布台ヒルズ ギャラリー、NHKプロモーション
監修:国立工芸館
特別協力:株式会社ポケモン
協力:読売新聞社
協賛:株式会社ローソンエンタテインメント
後援:J-WAVE
参加作家:池田晃将、池本一三、今井完眞、植葉香澄、桂盛仁、桑田卓郎、小宮康義、城間栄市、須藤玲子、田口義明、田中信行、坪島悠貴、新實広記、林茂樹、葉山有樹、福田亨、桝本佳子、水橋さおり、満田晴穂、吉田泰一郎[五十音順]
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/kogei-pokemon-ex/