六本木未来会議
byTOKYO MIDTOWN
六本木未来会議
byTOKYO MIDTOWN
  
  • JP / EN
  
                    
  • INTERVIEWインタビュー
  • CREATORクリエイター
  • EVENTイベント検索
  • PROJECTプロジェクト
  • BLOGブログ
  • ABOUT六本木未来会議について
thumbnail
thumbnail
  • 利用規約
  • お問い合わせ
  • facebook
  • twitter
  • mail
BLOG

【展覧会レポート】国立新美術館「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2024~集めてつなごう 日本のデザイン~」

  • HOME
  • BLOG
  • 展覧会レポート
  • 【展覧会レポート】国立新美術館「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2024~集めてつなごう 日本のデザイン~」
Thumbnail

国立新美術館展示風景

  • 倉森京子
  • 名久井直子
  • 国立新美術館
  • 小池一子
  • 岡本健
  • 永山祐子
  • 永積崇
  • 片岡真実
  • 田根剛
  • 竹谷隆之
  • 野見山桜
update_2024.05.22

国立新美術館では5月26日(日)まで「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2024~集めてつなごう 日本のデザイン~」を開催しています。

本展は、2020年1月から制作・放送されたNHKの番組「デザインミュージアムをデザインする」(Eテレ)に基づく取り組みで、2021年からは「デザインミュージアムジャパン」という特集番組で、クリエーターたちと共に〈デザインの宝物〉を探してきました。今回は竹谷隆之氏、小池一子氏、名久井直子氏、片岡真実氏、永山祐子氏、永積崇氏、総勢6名によるデザインの宝物を展示しています。

blog_20240524
左から倉森京子、田根剛、野見山桜、岡本健、永山祐子、名久井直子、小池一子、竹谷隆之(敬称略)

漁師の家に生まれ育った造形作家の竹谷氏は、故郷の北海道で「漁師の化粧板」をリサーチ。ニシン漁の漁船には、船大工による彫刻絵模様〈化粧板〉が施されています。船大工によってデザインに特色があり、見る人が見れば誰が作った船か一目でわかるそうです。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
竹谷隆之「漁船の化粧板」船に刻まれた漁師の心意気

クリエイティブディレクターの小池氏は、秋田県羽後町で毎年行われる西馬音内盆踊りの衣装を取り上げています。その起源は1280年代まで遡るという説があるほど歴史ある衣装で、祖先から受け継がれた古い絹布を組み合わせて縫う「端縫い」や藍染めなどの伝統的な技術が用いられています。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
小池一子「西馬音内盆踊り衣装」時を超える衣装の記憶

ブックデザイナーの名久井氏がリサーチしたのは、山形県の古代布「しな織」と、独自の糸作りを追求し生み出された「超極細モヘア糸」。開催に先立って行われた企画説明会で名久井氏は「自分の仕事とは直接的な関係はないが、今あるものをどうやってよりよくしていくか考えるヒントをいただいた」と、貴重な経験になったことを語りました。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
名久井直子「古代の糸 世界最先端の糸」雪国・糸作りのデザイン

キュレーターで森美術館館長の片岡氏は、産業陶器の産地として知られる愛知県常滑市で「すだれレンガ」と「電らん管ハウス」に注目。焼きものは、その特性上リサイクルが容易というエコロジカルな面もあり、まさに現代に即したマテリアルといえます。

なお、森美術館では常滑市と関連が深いアーティストであるシアスター・ゲイツによる個展「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」が開催中。こちらもあわせてチェックを。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
片岡真実「すだれレンガ 電らん管」時代が求める陶器を生む町

建築家の永山氏は、滋賀県大津市坂本にて石工職人集団 穴太衆(あのうしゅう)が築く野面積みに着目します。野面積みは、自然の石をほとんど加工せずに積み上げていく技術で、自身が多い日本に合った工法だそうです。現物の展示は難しいため、レプリカが展示されています。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
永山祐子「野面積みの石垣」戦国の石垣・自然石と向き合う

音楽家の永積氏は、愛媛県内子町で建物の軒下に残る「こて絵」を調査。こて絵とは、左官職人が鏝(こて)を使い、漆喰で立体的に描いた浮彫のことで、施主へのお礼として施したといいます。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
永積崇「こて絵」左官たちが伝えた遊び心

漆喰は石灰・つなぎの麻などの繊維・糊・油などを混ぜて練った粘土状の素材で、日本特有の建築材料です。漆喰を盛り付ける道具は職人によってさまざまだそうで、中にはスプーンや竹串などを使うこともあるとか。

blog_20240524
国立新美術館展示風景
永積崇「こて絵」左官たちが伝えた遊び心

会場奥では「デザインミュージアムジャパンカード」が並びます。気になるカードを選んでリングで留めれば、カタログが完成。今後も、同じフォーマットでの作成を予定しているそうです。

blog_20240524
国立新美術館展示風景

なお、イギリス・ロンドンにあるJAPAN HOUSE LONDONでは、展覧会「Design Discoveries: Towards a DESIGN MUSEUM JAPAN」を開催。2024年9月8日(日)までと会期が長めなので、この夏にロンドンへ行く予定のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

blog_20240524
国立新美術館展示風景



編集部 齊藤

INFORMATION

「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2024~集めてつなごう 日本のデザイン~」
会期:2024年5月16日(木)~5月26日(日)
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 展示室3B
観覧料:無料
主催:NHKプロモーション、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催:NHKエデュケーショナル
協力:一般社団法人 Design-DESIGN MUSEUM
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://design-museum-japan.jp/

  • 倉森京子
  • 名久井直子
  • 国立新美術館
  • 小池一子
  • 岡本健
  • 永山祐子
  • 永積崇
  • 片岡真実
  • 田根剛
  • 竹谷隆之
  • 野見山桜
SHARE twitter facebook

RELATED ARTICLE関連記事

CATEGORY

  • アートな"みやげ"
  • デザイン&アート
  • 展覧会レポート
  • グルメおすすめスポット
  • 六本木ギャラリー探訪
  • デザイン&アートの本棚
  • 六本木と人
  • プレゼント
  • 取材レポート
  • クリエイターの一皿
  • その他

PICK UP CREATOR

  • 林士平
    林士平
  • 篠原ともえ
    篠原ともえ
  • 奈良美智
    奈良美智
  • 大貫卓也
    大貫卓也
  • のん
    のん
  • 山縣良和
    山縣良和
参加クリエイター 一覧

RANKING

ALL
CATEGORY
PAGE TOPPAGE TOP

PICK UPピックアップ

  • 六本木未来大学
  • クリエイティブ・カウンセリングルーム
  • 連載 六本木と人
  • 連載 デザイン&アートの本棚
  • クリエイターの一皿
  • 連載 デザイン&アートの本棚
  • ピックアップイベント

PARTNERパートナー

  • AXIS
  • 国立新美術館
  • サントリー美術館
  • 21_21 DESIGN SIGHT
  • Tokyo Midtown Design Hub
  • FUJIFILM SQUARE
  • 森美術館
  • ラクティブ六本木
  • 六本木ヒルズ
  • facebook
  • twitter
  • contact
  • TOKYO MIDTOWN
  • 利用規約
  • 個人情報保護方針
  • 個人情報の取扱いについて
  • Cookieおよびアクセスログについて
  • プラグインについて
  • お問い合わせ

Copyright © Tokyo Midtown Management Co., Ltd. All Rights Reserved.