この秋、数多くのデザイン関連のイベントが六本木に集結。そこで、編集部おすすめの注目のイベント・展覧会・シンポジウム10選【デザイン編】をご紹介します。
16回目となる今年のテーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」。東京ミッドタウンに以下メインプログラムが登場します。このほか、DESIGN TOUCH参加クリエイターによるトークセッションや、子どもから大人まで楽しめるワークショップが開催されます。
<メインプログラム一覧>
・土の群島(建築家・浜田晶則)
・風の庭(建築家ユニット・KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS)
・Reflections on Water(デザインファーム・IDEO)
>> 東京ミッドタウン「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023」詳細
分散回遊型による日本最大級のデザイン&アートフェスティバルDESIGNART TOKYOは、今年で7年目を迎えます。今回のテーマは「Sparks ~思考の解放~」。表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・広尾・銀座・東京と、都内エリアを舞台にデザイン、アート、インテリア、ファッションが集結します。
デザインコンペとアートコンペの2部門で開催する「TOKYO MIDTOWN AWARD」は、ついに今年で16回目。応募総数は計1,479点に上り、そこから選出された計16作品が発表・展示されます。各賞は、10月5日(木)に実施の授賞式で発表(ライブ配信・アーカイブ有)。作品は東京ミッドタウンで展示されます。展示期間中には「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を決定する一般人気投票も実施予定です。
<審査員>
デザインコンペ:篠原ともえ、菅野薫、中村拓志、三澤遥、山田遊
アートコンペ:金澤韻、クワクボリョウタ、永山祐子、林寿美、ヤノベケンジ
>> TOKYO MIDTOWN AWARD 2023 詳細(公式サイト)
グッドデザイン賞 受賞対象作品の全件展示が、東京ミッドタウンに4年ぶりに帰ってきました。今年のテーマ「アウトカムがあるデザイン」。今の社会に本当に必要なものは何かが考え抜かれた、優れた製品やサービス、プロジェクトなどのデザインを展示します。
アトリウムでは、「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA POPUP STORE」を同時出店。最新の受賞製品や、過去に受賞した人気製品を購入できます。さらに、長年ユーザーに愛され続けているレジェンド作品に送られる「ロングライフデザイン賞」の紹介も。見て、触って、楽しめる、学べる、買える、国内最大級のデザインイベントです。
>> 2023 - GOOD DESIGN AWARD 詳細(公式サイト)
デザインや建築、アートの領域で国際的に活動する吉岡徳仁さんの個展です。炎から放たれる「光」に着目し、新作「ガラスのトーチ」と「炎のモニュメント--ガラスの炬火台」を展示します。そのほか、吉岡さんの代表作であるガラスのベンチ「Water Block」をはじめ、MIYAKE DESIGN STUDIOが手がけた衣服が展示され、特別イベントも開催されます。
<特別イベント>
吉岡徳仁さんによる「炎のモニュメント--ガラスの炬火台」への火の灯火
・2023年10月7日(土)17:00〜18:00(17:30頃点火)
・2023年10月28日(土)16:30〜17:30(17:00頃点火)
※炎の点灯は約30分間を予定しています。
※雨天・強風など、悪天候が想定される場合には中止となります。
※イベントの開催については、変更される可能性がございますので、事前に以下のウェブサイトにてご確認をお願いいたします。
>> 21_21 DESIGN SIGHT「吉岡徳仁 FLAME − ガラスのトーチとモニュメント」詳細
21_21 DESIGN SIGHTのギャラリー1&2では、デザイナーの吉泉聡さんが展覧会ディレクターを務める企画展「Material, or 」が開催中。22もの作家が参加する本展では、3つの視点から私たちと「マテリアル」のつながりを読み解いていきます。
<参加作家一覧>
ARKO、青田真也、ACTANT FOREST、イ・カンホ、上田勇児、遠藤薫、太田翔、小野栞、金崎将司、亀井潤(Amphico)、ゾフィア・コラー、TAKT PROJECT、DRIFT、永沢碧衣、似里力、畑中正人、ピート・オックスフォード、Formafantasma、BRANCH、本多沙映、三澤遥+三澤デザイン研究室、吉田勝信
>> 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」詳細
年鑑「Graphic Design in Japan 2023」の掲載作品の中から約300点を実物と映像で展示する本展。身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインなど、日本のグラフィックデザインの「今」が集結します。
>> 東京ミッドタウン・デザインハブ第104回企画展「日本のグラフィックデザイン2023」詳細
デザインの国際団体World Design Organization(WDO)が主催する、3日間にわたって都内で開催される本イベント。1973年に京都、1989年に名古屋で開催され、日本での開催は34年ぶりとなります。
初日となる10月27日(金)は千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート(東京都墨田区)、10月28日(土)~29日(日)は六本木アカデミー・ヒルズで開催されます。一般のチケットは完売していますが、9月末より日本国内限定のオンライン・ライブ配信が予定されているので要チェックです。
>> World Design Assembly(WDA)/世界デザイン会議 詳細
イタリアのミラノ大学が主催する国際シンポジウムが、国立新美術館 講堂にて開催されます。2022年10月に同大学で開催された国際シンポジウム「ジャパン デザイン・越境のアート」のスピンオフで、世界的に活躍するデザイナーの生の声を聞けるチャンスです。
<登壇者一覧>
ゴードン・ブルース、ジョルジェット・ジウジアーロ、蓮池槇郎、 ミケーレ・デ・ルッキ、喜多俊之、伊藤節 + 伊藤志信
<司会>
ロッセッラ・メネガッツォ
>> ミラノ大学 国際シンポジウム DESIGN + LIFE Interconnessioni 詳細(公式サイト)
日本を代表する航空会社JALとカリモク家具、そして以下7組の建築家・デザイナーのコラボレーションによって生み出されたプロダクトを展示する企画展です。それぞれの視点でものづくりに携わる三者によって、航空機から次の形へと生まれ変わったプロダクトが展示されます。
<参加建築家・デザイナー>
芦沢啓治(芦沢啓治建築設計事務所)、イトウケンジ(MUTE)、熊野亘(kumano)、倉本仁(JIN KURAMOTO STUDIO)、鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)、辰野しずか(Shizuka Tatsuno Studio)、寺田尚樹(inter.office)
※上記に加え、カリモク家具のデザインチームも参加。
>> Karimoku Commons Tokyo「Upcycling Airplanes JAL | Karimoku」詳細(公式サイト)
10つのイベント・展覧会をご紹介しましたが、気になるものは見つかりましたか? 六本木で開催するイベントは上記だけではありません。六本木未来会議のEVENTページでは、開催中・開催予定のイベントを一覧でチェックできるので、ぜひご活用ください。
編集部