現在、東京ミッドタウンでは「MIDTOWN ART PALETTE」が9月17日(金)まで開催されています。本イベントでは、気軽に楽しめるアートから本格芸術までが堪能できます。
芝生広場には、枯山水をモチーフにした「光と霧のデジタルアート庭園」が登場。点在する石から霧(ミスト)が噴き出し、ひぐらしの鳴く声とともに、風によって変化する霧の変化を感じることができます。写真は昼のものですが、夜には光の演出も。18:00以降15分ごとに砂紋とデジタル花火の特別演出が実施されるのでぜひお楽しみに。
演出を手掛けたのは、ビジュアルデザインスタジオ「WOW」。代表でエグゼクティブプロデューサーの高橋裕士と、チーフクリエイティブディレクターの於保浩介のインタビューではこのほかの作品についても語られています。ぜひ合わせてご覧ください。
21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3では、カルティエ現代美術財団が横尾忠則にこれまで制作を依頼してきた肖像画のシリーズ全139作品を一同に紹介する個展『横尾忠則:The Artists』が開催中。人物の特異性を生かし、ユニークなキャラクターの個性を表現した作品の数々はかなりの見ごたえがありました。
小腹が空いたらすぐそばの「MIDPARK ART LOUNGE」へ。テーブルでは、アートディレクター田村有斗が"日本の涼×アート"をコンセプトに制作した色とりどりの提灯が来場者を歓迎します。思わず写真を撮りたくなるアートなメニューも必見です。
東京ミッドタウンの館内にもアートが盛りだくさん。アーティスト大宮エリーが手掛ける色彩あふれる「ART WALL ZOO 2021」では、今にも飛び出してきそうな迫力満点の虎から、のほほん顔のパンダまで様々な動物を発見できます。見つけたらぜひ写真を撮ってみてくださいね。
動物はART WALLだけにとどまりません。WA!moto. による「Let's find the Friends! ミッドタウンにかくれた どうぶつのともだち」では黄色い動物たちが、様々なポーズやシチュエーションで見る者を楽しませてくれます。ぜひお気に入りの一匹を見つけてみてください。
本格的なアートに漬かるならば、にっぽんの美の源泉を探る旅へ。サントリー美術館では、作品を「見る」という行為を意識して愉しみながら、日本美術のエッセンスを気軽に味わえる『ざわつく日本美術』が開催中。日本美術を通して心のざわめきを感じてみてください。
東京ミッドタウン・ホールでは、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした絵師・葛飾北斎の生誕260年を記念した特別展『北斎づくし』も実施されています。代表作である『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」、『富嶽百景』の全頁(ページ)・全点・全図が一堂に会する前代未聞の展覧会となっています。
建築家・田根剛、ブックデザイナー・祖父江慎ら北斎をリスペクトするクリエイターたちがこだわりを見せた、北斎の世界観にどっぷりと漬かることのできる展示空間も必見。本展は後日、ブログにて展覧会レポートを掲載予定です。
また、フジフイルム スクエアでは富士山に心奪われた、北斎と写真の巨匠4人の夢の競演「日本人の魂・冨嶽今昔(こんじゃく)三十六景~北斎と4人の巨匠たち~」の開催も。日本を代表する写真家たちによる富士山の作品各8点をご堪能ください。
各レストラン・カフェでは、見て美しく、味わっておいしいアートな一皿や、『北斎づくし』とコラボしたスペシャルメニューも目白押し。詳細はこちらからご確認ください。
美術館だけでなく、東京ミッドタウンの館内や庭園、そしてお皿の上でアートを楽しめる「MIDTOWN ART PALETTE」。ぜひ今だけの東京ミッドタウンで、特別なひとときをお過ごしください。
編集部 高橋
「MIDTOWN ART PALETTE」
会期:2021年7月16日(金)~9月17日(金)
※会期・休館日・開始時間は会場によって異なります。
※一部入場料が必要な会場がございます。
公式サイトで詳細を見る(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/summer/