六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをし、リレーでつなげる当企画。今回は、動画広告会社で広報・マーケティングをしている酒井葉子さんです。「六本木に行く度に探検のようで、堀りがいがあります」と笑顔を見せる酒井さん。知る人ぞ知る六本木のオススメスポットも教えてくれました。
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
「るつぼの街」です。
新しいものと古いもの、刺激的なものとホッとするもの、両者がどちらも存在していて、様々なことに触れられる街だと感じています。最近は新型コロナウイルス感染症の影響で海外旅行者の方が減っていますが、以前は人種や業種を問わず、幅広い年齢層の方が集っていました。ここまで様々なものが交じりあっている街はなかなかないのではないでしょうか?
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
1位 出雲大社東京分祠
ご存知の方は少ないと思いますが、実は六本木ヒルズの通りを挟んだ先の小道に、出雲大社東京分祠があるんです。私は神社巡りが大好きで、月に1回ぐらいはお詣りに行っています。日々の仕事の中で時間に追われている自分をリセットしてくれる場所で、心が落ち着きます。お詣りと記録を兼ねて、神社の写真を毎日投稿しているInstagramアカウント(@youtinjinja)も開設しました。
2位 国立新美術館のロビー
もちろん国立新美術館の建物自体も綺麗ですが、その中でもガラス貼りの曲線を楽しむことができるロビーが好きです。六本木のど真ん中にありながら、緑が豊かで光が入り込み、なぜかそこだけ守られているかのような安心感があります。
3位 スターバックス・コーヒー 六本木ヒルズ ウエストウォーク ラウンジ店
オフィス棟の地下にあるスターバックス・コーヒー(以下、スタバ)です。スタッフ全員が、スタバの中でも腕の立つスタッフだけを集めたブラックエプロン。前職の勤務先が六本木ヒルズにあったのですが、息抜きしたい時に美味しいコーヒを飲みに行っていました。六本木には何店かスタバがありますが、この地下のお店にはくつろげるようなソファー席があって、知る人ぞ知る休憩スポットになっています。私のパワーチャージポイントの一つですね。
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
先ほどお話しした出雲大社東京分祠の本殿から見渡せる六本木の景色です。六本木ヒルズがどんと迫ってくるような景観で、新しいビルの間から昔ながらの民家が見えたりと、六本木らしさが一目で感じられる場所です。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
コロナ禍以前は、色々なお店に飲みに行ったりしていました。新しいお店に顔を出したり、知り合いが知り合いを紹介して新しい繋がりが生まれたり・・・その新鮮さが心地よくて。多い時には仕事終わりに毎日六本木に出没することも(笑)。六本木に行く度に知らないお店があって、堀りがいがある街だと感じています。毎回、探検気分ですね。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
これまで食べたことがないものや、飲んだことがないお酒をいただきながら仕事を通じて知り合った方々とお話しするのはリフレッシュできる時間ですね。社会人になって知見が増えたと思っていても、まだまだこんなに知らないことがあるんだ、と新しいものに触れる楽しさを感じています。
また、オススメの場所でもお話ししたのですが、神社巡りもリフレッシュになっています。国立新美術館の近くには天祖神社というビルの合間に構える綺麗な神社があるので、そういう隠れたスポットを探しにいくのも好きですね。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
ボッテガ・ヴェネタの名刺入れです。今はマーケティングと広報の仕事をしていますが、営業をやっていた時期も長く、その頃はお会いする方のステータスも年を経るごとに変わってきたので、「そろそろちゃんとした名刺入れが欲しいな」と思い購入しました。購入まで悩みに悩んだかいあって、手に馴染むフィット感はもちろん、目立ち過ぎないけれどもちゃんと花を添えてくれる色合いやデザインがとても気に入っています。
今でも初めての方にお会いするのは少し緊張しますが、ご挨拶の度にこの名刺入れを取り出すと、買った時の気持ちを思い出して、自分を鼓舞できます。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
心を解放して、偏見なく街をうろついてみて欲しいです。六本木は、「こんなところに、こんなものが⁈」と毎回発見のある街なのですが、その中にはきっと好きになれるものが一つはあると思います。好きを一つ見つけられると、街を訪れるハードルがぐっと下がりますし、親近感を持てるようになっていきます。
私自身も、社会人になりたての頃、先輩に六本木に連れて行ってもらい、キラキラしたこの街がそこから好きになりました。それまでは‟大人の街"で近付きがたいイメージがあったのですが、時間を重ねて好きなポイント、行きたい場所が増えるにつれて懐かしさを感じることが多くなったんです。六本木が一人一人の好きな場所になれば、自ずと良い街になっていくと思いますね。
Q 08
前回出演した方(島袋さん)とのつながりを教えてください。
A
知り合ったきっかけは仕事なのですが、常に新しいことにチャレンジし続ける島袋さんを見て、「この人ともっとがっつり仕事をしてみたい」と感じ、押しかけ女房のような勢いで連絡を取りました。ありがたいことに、おもしろいと思っていただけたのか、色々なところにも連れて行ってくださり、今ではマーケティング業界の兄貴的存在になっています(笑)。
no.073
酒井葉子さん
30代・会社員
六本木歴15年