六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」、2016年に開催した「六本木未来会議BOOKキャラバン」でも展示したものです)。今回は、安藤北斗(we+)さんが選んだ『センス・オブ・ワンダー』(著・レイチェル・L・カーソン/新潮社)。
安藤さんのコメント
共有や共感っていうものがデザインにとって必要不可欠だとしたら、自然を見て誰もが美しいと感じるロジックは必須だと思っています。だからこの本は、自然のなかにいろんなヒントが隠されていることを教えてくれるんです。デザインの共通言語として、新しいセンスを見つけられればいいなという思いで読んでいます。廣川(玉枝)さんも同じ本を選んでいたのですね・・・。でも、やっぱり「クリエイティブのスイッチを押す本」と言えばこの本ですね。
アメリカ・ペンシルベニア州に生まれ、環境問題の古典『沈黙の春』で化学物質による自然破壊に警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソン。没後の1965年に出版された『センス・オブ・ワンダー』は、幼少期から自然と関わることの大切さを説き、今なお多くの人に読み継がれています。
安藤北斗(we+)さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #098
安藤北斗(we+ デザイナー)× 林登志也(we+ デザイナー)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/98_01/