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【展覧会レポート】東京ミッドタウン・デザインハブ 第73回企画展「日本のグラフィックデザイン2018」

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update_2018.07.23

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現在、東京ミッドタウン・デザインハブでは7月31日(火)まで第73回企画展「日本のグラフィックデザイン2018」が開催されています。本展では、アジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design in Japan』の2018年版の発行を記念し、掲載作品の中から約300点が実物と映像で展示されています。

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入り口でまず目に飛び込んでくるのは、ぎょろりとした目を持つ、赤鉛筆で力強く描かれたフクロウ・ライオン・チンパンジーの姿です。これは永井一正が富山県美術館のオープニング記念展「生命と美の物語 LIFE~楽園を求めて」に出品したポスター。永井氏は本作について、「私自身の生のエネルギーを燃やしたいと願って制作しました」と力強いコメントを寄せています。

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こちらはデザイン事務所NIGNの大原健一郎による、ファッションブランド・The Viridi-anneの展覧会の招待状。日付の間違いや、綴りミスが赤い文字で訂正されている封筒や、失敗のために丸めてしまったようなシワのよった本文が特徴的です。こうした工夫があえて施されていることによって、流し読みしてしまいがちな細かい情報に思わず目が行ってしまうデザインです。

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以前、編集部ブログでも紹介した「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の中山智裕によるフライヤーが、本展でも展示されていました。様々なジャンルのアーティスト28組が自分なりのドラえもんを出品したこの記念展ですが、だからこそ一つのドラえもんのイメージに偏らず、かつシンプルでありながらも明瞭なデザインが高く評価されています。

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デザイン会社バタフライ・ストロークの青木克憲は、吉野家の広告キャンペーンを手掛けました。築地一号店がオープンした1959年(昭和34年)を再現したこのデザインは、カレンダーだけでなく「築地一号店物語」としてCMにもなっています。築地や、その近辺で働いていた人々がコの字のカウンターに座って笑顔で牛丼を頬張る姿に、吉野家の長い歴史を感じさせます。

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中臺隆平はロンドンのブランドTIMOTHY HAN / EDITIONのリブランディングに伴い、香水パッケージのリデザインを行いました。香水はすべて小説からインスパイアされた香りでできています。中臺氏はそれに合わせて、本をデザインするのと同じようにパッケージをデザインしたそうです。「小説の持っている世界観、香り、デザインの3つが上手く合わさるように、さらに今後の展開でもわかりやすく進めていけるようにデザインしています」とコメントしています。

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今回、最も優れたグラフィックデザインに与えられる「第20回亀倉雄策賞」を受賞したのは中村至男による「中村至男展」ポスターです。本作はミニマルな線やフラットな色面構成により、選考委員から「テクノロジー寄りのものではなく、非常に人間的な、ナイーブさを持つ"新しさ"がある」「グラフィックの新しい鉱脈を探り当てた」と高く評価されました。

中村氏は受賞について「まだ駆け出しの23歳の時、毎日広告デザイン賞の端にひっかかり、帝国ホテルの授賞式で亀倉雄策さん(JAGDA初代会長)をお見かけした。不躾に、はしゃいで求めた握手にも関わらず、亀倉さんはニコニコ気さくに応じてくださった。(中略)あれから幾年も経ち、このたびの受賞を、身にあまる光栄に感じています。(中略)よりいっそういいものが作れるようにがんばります」と語っています。

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このほかにも、紹介しきれないほどのグラフィックデザインが所狭しと展示されていました。編集部ブログでも過去に取り上げている日本のグラフィック展2016・2017と合わせて読んでいただくと、ここ数年のデザインの潮流とともに、デザインがつねに時代に寄り添ってアップデートされ続けていることを感じることができます。

7月26日(木)には、映像作品でJAGDA賞を受賞した岡崎智弘と年鑑編集に携わった田中良治、そしてゲストに中村勇吾氏を迎えたトークイベント「動画と映像」も行われますので、作品と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?



編集部 髙橋





information
東京ミッドタウン・デザインハブ第73回企画展
日本のグラフィックデザイン2018
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:2018年6月20日(水)~7月31日(火)
開館時間:11:00~19:00
休館日:会期中無休
観覧料:入場無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://designhub.jp/exhibitions/3836/

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