六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをし、リレーでつなげる当企画。今回は東京ミッドタウンのそばにある「chopstick café 汁べゑ 六本木店」で店長を務めている福留達成さん。飲食店の店長として約5年六本木で働いているという、福留さんが語る六本木の魅力とは?
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
「カジュアル」ですね。六本木で働きはじめた頃はお高いイメージがあったんですが、生活してみると意外とカジュアルな人が多いんです。自分から武勇伝を語ったり、カッコつけたりする人は少ない気がします。僕が出会った人にそういう人が多いのかもしれませんが、気取っていない気さくな人が多いですね。今では居心地の良さを感じています。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
1位 魚輝
この店の近くにある和食の創作料理屋で、「うにといくらの土鍋飯」というのが名物なんですが、その他の料理もすべて美味いです。特にお刺身は今まで食べた中で一番美味いと思っています。店長さんが元々銀座で板前の修業をされていたので、クオリティが違いますよね。店長さんとは仕事終わりに飲みに行ったり、休みを合わせて食事に行ったりすることもありますね。
2位 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
映画が好きでよく行くんですよ。色んな映画館に行きましたけど、あそこはとにかくキレイなんですよね。あと、映画館だけじゃなくて、ファッションのお店も飲食店も何でもありますし。休みの日には嫁と一緒に行くことも多いです。
3位 PALETAS
PALETASは、東京ミッドタウンに入っているアイス屋さん。お店の方がこの店の常連さんなんです。僕は、来店してくれた人がお店をやっていたりすると必ず行くんですよ。店長さんがとにかく気さくで、そういう人がいるお店にはまた行きたいって思いますよね。同じ飲食店を営む人間として尊敬しています。
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
東京ミッドタウンの中庭ですね。行くと気晴らしになります。緑も常にキレイで気持ちいいですし、仕事前に時間があるときなんかによく行くんです。少し前はスミノフがお店を出していて、軽く飲みながらのんびりしたりしていました。大きなゴジラが設置されたり、冬にはスケートリンクができたり、時期によって催し物が変わるのも面白いですよね。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
仕事が終わるのが24時頃になってしまうので、だいたいは飲みですね。こういう仕事をしていますし、スタッフもみんな飲みに行くのが好きなんですよね。週一では必ず行きます。多いときは週三で朝まで飲んだりして。もちろん、ただ飲みに行くだけじゃなくて、反省会をしたり、料理の勉強として行ったりすることもありますね。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
東京ミッドタウンの中をうろうろするのが好きですね。六本木ヒルズとはまた違う雰囲気で落ち着きます。キッチン用品のお店があるんですが、ふらっと入ってお皿とかを見ているとリフレッシュになります。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
ありきたりですが、包丁ですね。18歳の頃に自分で買って、それ以来12年くらい使ってます。調理師学校にいたときも、汐留で板前の修業をしてこの店で働くようになってからも、ずっと使い続けています。毎日入念に手入れして、大切に使うとちゃんともつんですよね。12年前から研ぎ続けているので、買った頃より10cm以上短くなってます。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
イベントをもっとたくさん開催すると良いと思います。海外の人が多いのでハロウィンの時期はすごく賑わいますし、クリスマスもそうですね。先程お話ししたように、意外とカジュアルな人が多いからか、みなさん積極的に参加していますし。イベントの数を増やすことで六本木にもっと人が集まれば、街も、僕らのような飲食店も潤いますからね。
Q 08
前回出演した方(中村拓哉さん)とのつながりを教えてください。
A
この店のお客さんとして来てくれて、そこで知り合いました。店の方針としても、個人的にも、お客さんとのコミュニケーションをすごく大事にしていて、中村さんともよく話していたんです。話しているうちに同い年で同じ誕生日ってことがわかって、そこで意気投合しましたね。お客さんですが、今ではたくちゃんって呼んでます。
no.053
福留達成さん
30代・飲食店店長
六本木歴5年