六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをし、リレーでつなげる当企画。ディビッド・コービンさんは、2009年に来日、現在はアジア地域のテクノロジー企業を紹介するメディア「Tech in Asia」の代表を務めています。西洋の歴史を勉強し、もっと広く世界を知りたいと日本にやってきた、ディビッドさんが見た六本木とは?
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
ワンワードは難しいですが、国際的なカルチャーがたくさんある街。サントリー美術館や森美術館もあるし、映画館もあるし、和食のほかにもいろいろな国の料理が味わえるお店もあります。いろいろなジャンルで、日本のカルチャーも海外のカルチャーも両方楽しめるところが面白いですね。
この街で印象的だったのは、まだ留学生だったとき、インターンで東京国際映画祭に参加して、グリーンカーペットを歩いたこと。そのとき、日本でいろんなことにチャレンジできるかも、と感じたのを覚えています。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
1位 すし居酒屋 松ちゃん
海外から同僚や知り合いが来たときによく行くのが、東京ミッドタウン前の路地裏にあるここ。外国人が思い浮かべる日本のイメージにぴったり、「ザ・居酒屋」という感じで、みんな喜んでくれるので。誰もが絶対おいしいというのは、ポテト明太チーズ焼き。これプラスビールが最高です!
2位 Ant'n Bee(アントン ビー)
外苑東通り沿いにある、クラフトビールのお店です。東京に住んでいるのに、志賀高原ビールやベアードビールなど、日本全国のビールが味わえるのがいいところ。私はビール好きなので、フィッシュ&チップスやタコの唐揚げと一緒に、いろいろ試しています。仕事のあとに、お客さんと一緒に行くことが多いですね。
3位 アンティコカフェ アルアビス
東京ミッドタウンのB1にある、イタリアのバールがコンセプトのカフェ。注文を受けてから焼いてくれる、サーモンや野菜が入ったパニーニはボリュームたっぷり。コーヒーもおいしいし、オフィスにも近いので、ランチや打ち合わせに何度も使わせてもらっています。
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
六本木ヒルズでやっているドラえもんの展示イベントは、日本人も外国人も、みんなすごく喜んでいて好きですね。もちろん、ヒルズから眺める東京タワーは間違いありません。それから裏道、必ずいいお店やバーが見つけられるので、冒険気分で歩いています。よく迷ってしまうんですけど......。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
5(ファイブ)で終わったら奇跡です(笑)。テック系のイベントに顔を出すことも多いので、だいたい19〜20時くらいまでは仕事をしています。そのあとは、友だちがいればゴハンを食べたり、軽く飲みにいったり。たまに、スーパー・デラックスでやっているライブやペチャクチャナイトに行くこともありますね。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
六本木というとビルばっかりのイメージですが、檜町公園は、池があって自然がいっぱい。ここで同僚とランチを食べることもあるし、東京ミッドタウンに行ったあとに、ちょっと休憩することも。私はアメリカの郊外育ちなので、たまには自然に触れて、バランスを取るようにしています。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
最近、お弁当づくりをはじめたんです。日曜日に、妻と一緒に数時間かけて1週間分のおかずをつくって、タイガーのランチジャーに入れて会社に持っていきます。
あまりかっこよくはないかもしれないけれど、このご飯用の容器は、本当にハンパない! 忙しくてランチがとれなくても、夕方まで、いや夜まであったかいまま。複雑な機能はなくてOK、デザインもつくりもシンプルなものが好きなんです。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
外国人の知り合いに話しても、新宿・渋谷・六本木は誰でも知っているから、知名度は大丈夫。あらゆるものが充実していて、もう十分いい街だと思います。
すでにあるのかもしれませんが、六本木でやっている面白いイベントの「まとめ」があったらいいかもしれません。この1週間、ここでこんな展示がありますよ、こんなライブがありますよ、という情報が一覧できるサイトやサービス。日本人だけでなく、外国人も使えると、もっといいですね。
Q 08
前回出演した方(菅英規さん)とのつながりを教えてください。
A
ベンチャー企業が登壇する投資家向けのイベントで知り合って、それからも忘年会で一緒になったり、定期的に情報交換しています。菅さんの開発している「Tenkyu」は、注目されているみたいですね。
no.051
ディビッド・コービンさん
20代・メディア会社代表
六本木歴3年