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【展覧会レポート】森美術館「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」

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update_2016.01.22

 

国際的な建築設計組織「フォスター+パートナーズ」をご存知でしょうか? 世界45ヶ国で300以上のプロジェクトを手がけ、各都市で象徴的な名建築を生み出し、現在ではアップル・キャンパス2(新社屋)や月面住宅など革新的なプロジェクトにも取り組んでいます。その日本初となる大規模な展覧会が、六本木ヒルズ森タワー展望台 東京シティビュー内スカイギャラリーで開催中です。

 

まずはフォスター+パートナーズ社の実績の紹介から。写真は「バックミンスター・フラーが考案したダイマキシオン・エア・オーシャン平均気温の世界地図にフォスター+パートナーズが完成させたプロジェクトをマッピングした図」。つまり同社がどれくらい世界で活躍しているのかがわかるというもののようです。ちなみに、ダントツで長い棒が立っているのはイギリス。

 

上に出てきたバックミンスター・フラーとは、創始者ノーマン・フォスターが「師」と仰いだ工学者・思想家で、『宇宙船地球号操縦マニュアル』などの著書で知られています。「エコロジー」「サスティナビリティ」といったフォスター建築におけるキーワードは、このふたりの出会いがもたらしたものだそう。その関係性にフォーカスしているのも同展の特徴のひとつ。

 

展示風景:「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」
(2016年1月1日~2月14日)
森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)
撮影:古川裕也 画像提供:森美術館、東京

展示内容では、やはり設計模型が目を引きました。東京の街並を背景に、かなりの迫力! 近寄ってみれば緻密なつくりがおもしろく、写真や映像などと見比べながら細かく見ていとあっという間に時間が過ぎてしまいそうです。

 

「ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル」1975年 イプスウィッチ、英国
撮影 : TimStreet Porter

こちらは代表作の「ウィリス・フェイバー・ディマス本社ビル」。日本で言えばなんと国宝に相当する、イギリスの保護登録建築物の最上級でグレード1に指定されている名建築です。黒いガラスの外壁が周囲を映し出し、街並と調和するデザイン。

 

その模型として展示されていたのがこちら(写真手前)。屋上部分は庭園に、そこから一段上がった四角い部分はガラス張りで、中に自然光が入るようになっています。ちなみにこの模型、クリエイターインタビューに登場した建築家・今村創平さんが教える千葉工業大学の学生が制作したもの。

 

「ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク」(内観)
1992-1999年 ベルリン、ドイツ
撮影:Rudi Meisel

メインビジュアルにもなっている「ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク」は、ドイツを象徴する歴史的建築物で、議事堂の上は市民が中を見下ろすことができるドームで覆われています。内側からの写真だけ見ると近未来的なデザインに見えますが......。

 

模型で見るとこのように、天井のドーム以外、外観は往時のまま。左奥に見えるのはガラスドームの形状を検討した際のバリエーションだそうです。

 

手がけるプロジェクトのスケール感は、どんどん増していきます。クィーン・アリア国際空港の模型では、もはや車がお米粒のよう。この巨大な大きさのものを、一体何をどう考えて設計したのでしょうか。

 

さらに、街そのものも手がけています。これは香港の「西九龍文化地区」という都市プロジェクトで、その広さなんと40ヘクタール、東京ドーム8.5個分!

 

極めつけは、宇宙の建築。これは、火星の砂を3Dプリンタで建材に加工するというアイデアの、火星住居の設計モデルだそう。実現するのはいつ頃になるのでしょうか......。

 

ほかにもたっぷり作品を堪能し、建築というジャンルの気の遠くなるようなスケール感を味わえる本展。でも、本当の面白さが味わえるのは、鑑賞後に窓から街を見下ろしたときかもしれません。地平線の彼方までビルがびっしり......。人間ってすごいな、と率直に思いました。

編集部 飯塚

 

information
「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」
会場:森美術館(東京シティビュー内スカイギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階)
会期:1月1日(金・祝)~2月14日(日)
開館時間:10:00~22:00※会期中無休
入場料:一般 1,800円、大学・高校生 1,200円、子ども(4歳〜中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円

http://www.mori.art.museum/contents/foster_partners/

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