六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをして、リレーで繋げる当企画。前回登場の伊藤さんが紹介してくれたのは、自らがオーナーを務めるバーの代表(店長)、窪田一輝さん。お酒の入っていない窪田さんのインタビューは貴重!?
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
良くも悪くも「ギラギラした街」です。いろんな国籍の男女がいるし、とくに夜に街へ集まってくる人たちを見ていると、みんな出会いを求めているんだなあって思います。そんなふうに感じるのは、自分がバーで働いているからかもしれません。
巷で言われているように、今は20代の若い人たちがあまり飲み歩かなくなっているので、うちの客層も必然的に勢いのある30~40代が中心。だから余計に。でも、ギラギラしているのって人として自然なことだし健全ですよね。20代の人たちも、もっと元気に街を楽しんでほしいなと思います。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
バーの営業終わりに行く店ベスト3を紹介します。
1位 実之和 六本木店
外苑東通りを六本木交差点から東京タワー方面へ向かって、板前寿司の少し先にあるカレー麺のお店です。カレー麺ってなかなかないですし、お酒を飲んだあとの体には濃い目の味がありがたい。平日は朝7時まで営業していてソファ席でゆっくりできますよ。
2位 六本木お好み焼き・鉄板焼き とんちゃん
朝方もんじゃが食べたいときはここ。六本木交差点近くにあって、存在は前から知っていたのですが、通い始めたのはつい最近。70歳くらいのおじいちゃんが昔からやっている渋い店。今一番ハマっているお店です。
3位 牛たん一徹
バーの営業が長引いて、昼まで営業することがあるんです。そんなとき、そのままお客さんたちと一緒にご飯を食べに行くお店として重宝しています。おすすめは1000円でご飯食べ放題の牛タン定食。厚めに切った牛タンがたまりません。東京ミッドタウンの向かいのビルの2階にあります。
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
バーの窓からちょうど正面に東京タワーが見えるんですよ。その景色がお気に入りです。下半分はビルで隠れちゃってますが、お客さんからも好評で、とくに地方からいらした方なんかは喜んで見ています。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
アフター5ではないですけど、バーを閉めたあとには、知り合いのクラブに行ったり飲みに行ったり。仕事でお酒を飲むのとプライベートで飲むのとでは、やっぱり気楽さが全然違います。まっすぐ家に帰ると朝7時くらいですが、仕事終わりに飲みに行った日の帰宅は13時くらいですかね(笑)。それから寝て、アフター5くらいに起きて身支度してまた出勤、という生活リズムです。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
出勤前に六本木ヒルズで映画を観ることです。映画が好きなので、だいたい月に2回くらいは行っていますね。お店でも、新旧問わずいろんなジャンルの映画を常に流しっぱなしにしているんですよ。なんとなくお洒落だし、映画を観ながら長居をしてくれる人もいるし、お客さん同士の会話のきっかけにもなるので。キスシーンなんかがあると、より盛り上がりますよね(笑)。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
今使っているマネークリップタイプの財布です。セレクトショップで購入したノーブランドのもので決して高価ではないんですけど、シンプルでかっこいい。中身は免許証と定期券、キャッシュカードにお札だけ。小銭入れは別に持っています。現金をたくさん持ち歩くとつい使っちゃうので(笑)、これくらいのサイズがちょうどいいんです。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
若い人たちがもっと遊びに来てくれたらいいなあと思います。大人の街というイメージがあるから、ちょっと怖いというか踏み込みづらいのかもしれませんが......。そんなイメージを払拭するために、アートナイトとか、東京ミッドタウンの冬のイルミネーションとか、ああいう華やかなイベントをもっとたくさんやったらいいんじゃないでしょうか。
僕自身も、20代のクラブ仲間や友だちを店にどんどん連れて来て、六本木で遊んでもらうようにしています。それで彼らがまた友だちを連れて来て......みたいな感じでどんどん広がっていくといい。若い世代を六本木に呼ぶきっかけを自分でもつくりたいと思いながら、日々働いています。
Q 08
前回出演した方(伊藤勇輝さん)とのつながりを教えてください。
A
僕が代表をしているバーのオーナーが伊藤さんです。
no.026
窪田 一輝さん
20代・飲食店代表
六本木歴1年半