次回のインタビューに登場するのは、デザインオフィス「キギ」を主宰する植原亮輔さん(右)と渡邉良重さん(左)。先日行われた、その取材の様子をお届けします。
おふたりは、デザイン会社「ドラフト」で、数々の広告をはじめプロダクトブランド「D-BROS」などに関わったのち、2012年に独立。「PASS THE BATON」や「une nana cool」など、話題のアートディレクションを手がけています。
インタビュー開始後、六本木未来会議の説明のためにクリエイティブディレクター箭内道彦さんの「ふるさとシール」をお見せすると、おふたりとも意外なほど興味を示してくれました。「これはホラ、山形でしょ?」「正解!」「え、でも日本海側ってこんな形だっけ?」と、まるでクイズ番組のような盛り上がり。
インタビュー中は、雑談をしながらも、ポンポンとアイデアを出してくださり、ちょっとしたブレストのよう。そんな中、「"未来会議"っていうけれど、これ以上何かすることあるの? 僕は六本木を変える必要はないと思う」と、植原さんから衝撃の一言が。 おふたりの話が最終的にどんなアイデアに着地したのか、それは本編をお待ちください。
インタビュー後は、"3コマ写真"のメインビジュアルを撮影するため、六本木ヒルズの毛利庭園へ。ちなみにこの場所、渡邉さんからのリクエスト。理由を聞いてみたところ「実家が山口県だから、毛利家ゆかりの場所がいいなと思って......」とのこと。
撮影中、何かがツボに入ったのでしょうか、渡邉さんが「笑いが止まらないの」と、何度かリテイク。撮影を楽しんでいただけて何よりでした。
その後、撮影は順調に進み、カメラのモニターで写真を自らチェック。ちょっぴり仕事モードな、真剣なまなざしが印象的。ふだんもこんな感じでチェックしているのでしょうか?
実は、今回は撮影場所の候補がもうひとつありました。毛利庭園を後にした一行が、六本木ヒルズの方の案内で、複雑な裏ルート(!)を通って向かったのは......。
なんと屋上庭園! 地上45メートルのところに広がる田んぼに畑、そして響くカエルの声......。すぐそばには森タワーが、遠くには東京タワーが。六本木ヒルズ内とは思えない意外な眺めに、おふたりも大興奮!
一般公開されるのは年に数回だけというレアな景色の中、特別に許可をもらって、本日二度目のメインビジュアルの撮影を行いました。
撮影終了後、池の中にカエルの姿を発見! 苗などに紛れて、自然発生的に住み着くのだそう。カエルを指さして笑うおふたり、編集部一同もなんだかほのぼのした気持ちに......。繰り返しますが、ここ、六本木ヒルズです。
さあ果たして、メインビジュアルはどんな写真になるのでしょう? インタビューは、7月2日(水)に公開予定。どうぞお楽しみに。
編集部 飯塚