次回のクリエイターインタビューに登場する、八谷和彦さんと小松宏誠さん。おふたりのインタビューが、先日行われましたのでレポートします。
おふたりとも、六本木アートナイト2014に作品を出展したクリエイター同士。その作品は、先日公開した六本木デザイン&アートツアーのレポートでも紹介しています。
八谷さんの作品は、「風の谷のナウシカ」に登場する飛行機「メーヴェ」をモチーフにした「オープンスカイ:M-02J」。2003年から続けているこのプロジェクトのほか、八谷さんはピンクのクマ「モモ」でおなじみのメールソフト「PostPet」の開発者としても知られています。
一方、小松さんは毛利庭園の池の底に光の模様を沈め、水しぶきにより動きが生まれる「鳥のように_ディスプレイ_毛利庭園」という作品を展示。小松さんは「鳥」をテーマにした詩的なメディアアートを中心に作品を発表しています。
今回はインタビューに先がけて、アートナイト2日目にメイン写真の撮影を行いました。この日は、アートナイトのプログラムとして、八谷さんによる「オープンスカイ:M-02J」についての作品解説も開催。作者本人の話を聞きながら鑑賞できるなんて、とてもぜいたくですよね!
そして、このあと、「M-02J」の前で八谷さん&小松さんを撮影。どんな写真になったのかは、本編をお楽しみに!
さて、このおふたり、ともにアートナイトに出展しているほかに、ある共通点が。実は小松さん、八谷さんが審査員を務めたアートコンペ「Tokyo Midtown Award 2008」に「求愛し続ける時計」という作品を応募し、佳作と東京ミッドタウン・オーディエンス賞を受賞していたのです。
ちなみに、小松さんは別のインタビューで「佳作は受賞したものの、コンペ自体には負けたと思っています」と悔しさを吐露。今回のインタビューでも、このコンペの件は話題にのぼり、八谷さんは「次に出したら大賞を取っちゃうから、もう出しちゃダメ」と言っていました(笑)。
Tokyo Midtown Awardやアートナイトの話にはじまり、新しいミュージアムの提案まで。インタビューを進めるうちに、話はどんどん盛り上がり、六本木の街でやってみたいこと、街を変えるアイデアが次々とでてきていました(小松さんのムチャぶりにも注目です)。
おふたりのインタビューは、6月4日に公開予定。どうぞお見逃しなく!
編集部 飯塚