六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをして、リレーで繋げる当企画。今回登場してくれた西田さんはWeb関係の会社のデザイナー。日常の中にありながらセンスを磨けるとっておきの場所が、六本木にはたくさんあるそう。
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
「カラフル」です。六本木界隈をふらっと歩けば、人種や職業、スタイルの異なるいろいろな人たちと出会えますし、美術館や映画館、レストランなど、世界中の文化や食にも触れられます。さまざまな文化が入り混じって、視覚的にも鮮やかで華やか、そんなイメージです。
会社の同僚にいろいろな場所へ連れていってもらうことが多いのですが、どんな人でもそれぞれの趣味に合ったものを見つけやすいのが六本木のいいところですよね。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
題して「お昼にふらっと立ち寄りたくなる場所ベスト3」を考えてみました(笑)。
1位 国立新美術館
六本木の中ではメジャーな場所ですが、実はランチタイムに立ち寄るのにもちょうどいいんです。ふだんから複数の展示を開催していて、1時間もあればいろいろ見られます。レストランやカフェで食事をしてもいいですし、地下にある「スーベニアフロムトーキョー」というセレクトショップを見るのも楽しい。世界中の工芸品やアイテムを独自の視点で集めていて、とても面白いです。
2位 ピラミデビル
六本木ヒルズから歩いて5分くらいのところにあるピラミデビルには、飲食施設や現代美術のギャラリーが軒を連ねています。1階にはピラミッドを模した謎の建造物(?)があってちょっと不思議な感じなんですけど(笑)。ここに来るだけで国内外の大御所から若手作家まで、良質な美術作品に出会える、お得感のある場所です。
3位 ukafe(ウカフェ)
東京ミッドタウンのガレリア2階にあるカフェで、白を基調にした明るい雰囲気のお店です。ネットがつながるので、お昼休みにひとりでのんびりしたいときに行って、ランチをしながらちょっとした作業をすることも。お気に入りの窓際カウンター席からは、ビルの中とは思えないような開放的な眺めが楽しめるんです。お昼の12時を過ぎると女性客でいっぱいになるので、早めに行くことをおすすめします!
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
ミッドタウン・ガーデン&港区立檜町公園ですね。今の季節は目にも眩しい芝生が一面に広がっています。サラリーマンや家族連れなどいろんな人が思い思いに時間を過ごしていて、大都会の真ん中とは思えません。もう終わってしまいましたが、春は桜がすごくきれいで、夜にはライトアップも。季節ごとにさまざまなイベントが開かれていて、冬はスケートリンクも設置されるし、もちろんイルミネーションもすてきですよ。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
外苑東通りから少し入ったところにある麻布区民センターで劇団の芝居を観たり、六本木ヒルズでレイトショーを観るのが好きです。
ゆっくり本が読みたいなと思ったら、六本木ヒルズの横にあるTSUTAYAへ。スターバックスが併設されていて、飲み物を飲みながら自由に本が読めるのがいいですね。営業は朝4時まで、さすがにそこまでいることはありませんけど、夜遅めまでのんびりしていることも。こういう深夜まで楽しめる施設がたくさんあるのはうれしいですよね。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
学生時代は油絵を学んでいたので、美術作品に触れることが大好きです。だから、やっぱり美術館やギャラリー、映画館で過ごす時間がリフレッシュになりますね。自分がそれまで知らなかった新しいものの見方を教えてもらったり、仕事に役立つヒントをもらったり。
多くの美術館は夕方には閉まってしまうので、仕事のある平日にはなかなか行けませんよね。でも、六本木なら、森美術館は22時まで空いているので仕事帰りに寄ることもできるし、Q2で挙げたような場所にはお昼休みに行くこともできます。日常的にアートに触れられる環境があるところも魅力です。
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
社会人になって初めてのボーナスで買った革財布。「IL BISONTE(イルビゾンテ)」というレザーブランドのもので、手になじむシンプルで無駄のない形と、バッファローのロゴがお気に入りです。
買ったときにはベージュというか淡いクリーム色でしたが、3年使い込むうち色に深みが出てきました。社会人になってからの苦楽をともにした(笑)、大切な相棒です。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
老若男女すべての世代が楽しめる街になったらいいなと思います。というのも、高校生の頃、名古屋から初めて上京した際、本木ヒルズや東京ミッドタウンをのぞいてみたのですが、「お洒落だけど、自分たちが見たいものはとくにない」と感じたので。
それから10年ほど経って、この街もどんどん変化していますが、ヤング層やシニア層の人はあまり見かけません。六本木はすてきなものがあふれている街、それらを誰でも気軽に楽しめるようになったらいいですね。
Q 08
前回出演した方(高橋さん)とのつながりを教えてください。
A
職場の同僚です。部署は違うのですが、全社員が集まる朝礼で資料づくりのお手伝いをしたことをきっかけに知り合って、仲良くさせていただいてます。
no.020
西田 菜々子さん
20代・Webデザイナー
六本木歴3年