今週の月曜日、三連休の最終日に六本木ヒルズのアカデミーヒルズで行われた「六本木アートカレッジ2012」に参加してきました!朝から会場には多くの方が。
コチラのイベント "「自分にとっての『アート』とは何か?」を、感じ・考え、自分なりのこだわりのあるライフスタイルを確立すること" を目的にスタートされたとのこと。(サイトより引用)今年で2回目を迎える新しいイベントです。
今年のメインテーマは、『アートでエネルギーチャージ!』。疲れた心や思考にアートの力で活力を!といった意味でしょうか。。朝10時〜夜の18時半まで色々なアーティストによる23講座が企画されていました。
オープニングトークは六本木未来会議のインタビューにご出演いただいた、大宮エリーさんの「言葉の力」がテーマ。(モデレーターは生駒芳子さん)。現在大宮さんが京都で実施中の「思いをつたえるということ展」の話が飛び交う中、いわなくてもいいけれど、言ったことによって相手方がよろこんだりするかもしれない、それをどう相手に伝えるのか、ですとか、反対に伝えなくてもいい言葉もあるね、というようなお話で会場があたたまり、あっという間に1時間がたってしまいました。
私が参加した講座は。。というと『CALF : サバイバルの方法論』↓
インディーズアニメーションレーベルCALFによる講義。こちらに第62回ベルリン国際映画祭の短編部門で銀熊賞を受賞された作家、和田淳さんが登壇されるとのことで是非、お話を!と思い参加。
日本のアートアニメーション業界における厳しい現状を語っておられました。
フムフム。。勉強になる。。
ここでいったんお昼休憩となります。
ランチ後に参加したのは、『JAXA 宇宙での文化を創造する! 〜芸術表現が魅せる「宇宙」の新たな可能性〜』↓
宇宙で行われている文化ミッションについてのお話。JAXAは事業の一環として宇宙飛行士の方に宇宙で色々な文化体験をしていただいているそう。宇宙という新しい領域で芸術はどのように機能するか、またどんな芸術が生まれるかなど、壮大なお話が繰り広げられていました。
次に受けたのは、『オタマトーンができるまで』↓
オタマトーン
の開発者である明和電機の社長・土佐信道さんによる開発までのプロセスの解説。制作段階で発生したデッサンや他の作品を交えながら、笑いの絶えない面白い講義が繰り広げられていました!ちなみに、一緒にきていた編集著のコースはこちら。
大宮エリーさんの後、古田秘馬さんと松田龍太郎さんの『街は一体誰がつくるのか?』という六本木未来会議としても大変気になる講座。
谷尻誠さんの『誤読』。谷尻さんが挑戦した数々のコンペで通らなかったプランを提示しながら、挑戦し続ける姿勢を学んだそうですよ。
世界を舞台に活躍されている琴奏者の西陽子さんとアカデミーヒルズ理事長竹中平蔵さんとの『アートと社会のつながりを探る』講座。大会場でソロコンサートをする西さんの演奏を目の前で何曲も聴くことができたそうです。また、アーティストの現状、それをどのように社会が支えるべきかについてのお話があったそうです。
そして、、エンディングのクロストークは横尾忠則さん(モデレーターは生駒芳子さん)。最後のトークですが、みなさん本当に熱心に話に聴き入っていました。
当日はどの会場も満席で、多くの会場で立ち見がでるほど!なんと一日で1000人以上の来客があったのだそう。"アートカレッジ" というと、"アートを勉強するの?" と敷居が高く感じる方もいるかと思いますが、こんなカレッジなら毎日通いたい!と思える、面白さと発見の詰まった1日でした。
編集部M