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2018年09月24日

【六本木と人】no.061 ITメディア会社執行役員 / 志立正嗣さん

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六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをし、リレーでつなげる当企画。今回は、ヤフー株式会社 執行役員 会長室長兼コーポレートグループ事業推進室長である志立正嗣さん。学生時代より「JAZZ HOUSE alfie」オーナー・日野容子さんの元でアルバイトを始め、店長まで務めたという志立さんは、六本木という街をどのようにとらえているのでしょうか?


Q 01

六本木といえば_________。(一言で表すと?)

A
「ダイバーシティ」です。昼と夜の顔を併せ持ち、日本を超えて世界の多様性が詰まった場所。個人商店から大きな企業まで立ち並び、様々な人種や肩書の人が集まっています。横や縦だけでなく斜めまでにも広がりのある、共存の街ですね。


Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)

A
1位 サウナ・アダムアンドイブ(adam・eve)
テレビ朝日のオフィスがある通りにあります。すごく気持ちのいいサウナで、ご飯も美味しいです。色々な方が真っ裸で汗を流しているのが六本木らしくて好きです。

2位 国際文化会館
ジョン・D・ロックフェラー三世が日本との交流を促進するために建てた、会員制の会館です。建物も素晴らしく、有名な建築家である前川国男、坂倉準三、吉村順三の共同設計なんです。六本木というと、がやがやしたイメージがありますが、ここには違った空気が流れていて、とても落ち着きます。宿泊施設、レストラン、図書室などもあり、コーヒー一杯からでも利用できます。

3位 香妃園
鶏煮込みそばが有名ですが、隠れた絶品がカレー。中華の湯(タン)を使っているので、独特の風味でとても美味しいです。料理評論家・服部幸應さんもおすすめしている、僕の一番思い出深い味です。

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Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?

A
ベスト3でもお答えした国際文化会館のテラスから見た日本庭園や、その先にあるいくつもの高層ビルは、六本木を象徴するいい景色ですね。もう一つは、「JAZZ HOUSE alfie」のステージ右側の窓から見える夜景です。六本木の近景から東京全体が見回せて、生演奏の素敵な音楽を聴きながらその夜景を見ると、「これこそ六本木」と思えますね。


Q 04

六本木のアフター5の過ごし方は?

A
お酒に凝っていた頃はバーをはしごしたりしていましたが、最近は仲間と落ち合ってレストランでゆっくりと食事をいただくことが多いです。六本木という街は、踏み入るとちょっと気分が上がりますし、いつもとはちがう、久しぶりに会う友人と過ごすのに向いている場所だな、と感じます。


Q 05

六本木ならではのリフレッシュ方法は?

A
やっぱり、サウナ・アダムアンドイブ(adam・eve)ですね。僕自身もサウナが好きで、サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を取りました(笑)。アダムアンドイブは客層の広さもおもしろいですし、マッサージもあるのでリラックスできます。

あとはギャラリー巡りですね。六本木のギャラリーには、僕の好きなコンテンポラリーで興味深いアートがいくつもありますし、時にはサントリー美術館や国立新美術館など大きな美術館を訪れることもあります。時間があってリラックスしたいな、とか、自分の心を開きたいなと思った時は、ギャラリー巡りをするのが一番です。


Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?

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A
机の上に置いている写真です。写真家である北沢美樹さんの作品で、人物写真でも、風景写真でもない「ボディ」と「ランドスケープ」をくっつけた「ボディスケープ」の写真です。独特の雰囲気が流れていて、写真家の個性が出ている部分が気に入ってますね。会社の部屋には油絵を飾ったりもしています。あまり実用品にはこだわりを持たないので、身の回りに置くものはファインアート系の作品が多いですね。


Q 07
六本木をもっと良い街にするには?

A
2つあるので、まず1つ目から。日本橋の首都高速地下化計画のように、六本木の首都高速の高架橋も地下に移動させてみたらよいのではないか、というアイデアです。あの高速があるから六本木の文化圏が北と南で分断されている気がしますし、なくなれば六本木がもっと一つの街としてまとまるのではないでしょうか。

もう1つは、ナイトライフをいかに盛り上げるか、ということです。僕が六本木に出てきた時と比べて、今の六本木はだんだんと悪い意味での「まともな街」になっていると思うんです。六本木ヒルズや東京ミッドタウンのおかげで昼の六本木は栄えるようになりましたが、夜の六本木が昔から持っていた怪しさや、多様な人間が交じり合っている独特の雰囲気が、だんだんと整理されてきてしまっているのがもったいないですね。このままでは、オフィスとお洒落な飲食店があるだけの、歯ごたえがない街になってしまいそうな気がします。

例えば麻布十番や西麻布などは、個々では味のあるおもしろいお店が並んでいますが、街が街として成立するにはそのような"点"では不十分で、街全体で面を作っていかなきゃいけないですよね。だからこそ六本木は、点と点を繋ぎ、一つの街を作ることに力を入れるべきではないでしょうか?


Q 08

前回出演した方(日野さん)とのつながりを教えてください。

A
僕が一緒にバンドをやっていた人のお姉さんの友だちの親戚が容子さんでした。「JAZZ HOUSE alfie」に連れられて行くうちに働くことになり、店長を経て約5年店にいました。容子さんには社会人の入り口で様々な学びをいただきました。まさに恩師ですね。

no.061
志立正嗣さん
50代・ITメディア会社執行役員
六本木歴30年

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