六本木未来会議に登場したクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回はヤノベケンジさんが選んだ『まんが道』(著:藤子不二雄(A)/小学館)。
ヤノベケンジさんのコメント
小学生の頃、本屋を営んでいた祖母にもらった『週刊少年チャンピオン』に連載されたショート漫画をまとめた1冊です(※現在は「あすなろ編」として収録)。幼いころから仲の良い2人が協力して、徹夜で漫画本を仕上げるという内容に衝撃を受けてものづくりに目覚め、実際に漫画雑誌をつくってしまいました。この作品を読んだときの興奮は、今でも鮮明に覚えています。
戦後間もなく、富山県高岡市の小学校に転校した満賀道雄が、自分よりも絵が格段にうまい才野茂と出会い、意気投合。中学に進学した2人はやがて、肉筆の漫画雑誌をつくり始める。藤子不二雄の半自伝的作品。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
ヤノベケンジさんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #168
ヤノベケンジ(現代美術作家)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/168_01/