六本木未来会議
byTOKYO MIDTOWN
六本木未来会議
byTOKYO MIDTOWN
  
  • JP / EN
  
                    
  • INTERVIEWインタビュー
  • CREATORクリエイター
  • EVENTイベント検索
  • PROJECTプロジェクト
  • BLOGブログ
  • ABOUT六本木未来会議について
thumbnail
thumbnail
  • 利用規約
  • お問い合わせ
  • facebook
  • twitter
  • mail
BLOG

【展覧会レポート】AXISギャラリー「シンギュラってコンヴィヴィ:ポストユビキタスからデジタルネイチャーの10年,計算機自然の森で踊れ,さよならホモサピエンス」

  • HOME
  • BLOG
  • 展覧会レポート
  • 【展覧会レポート】AXISギャラリー「シンギュラってコンヴィヴィ:ポストユビキタスからデジタルネイチャーの10年,計算機自然の森で踊れ,さよならホモサピエンス」
Thumbnail
  • AXISギャラリー
  • 落合陽一
update_2025.06.23

AXISギャラリーでは「シンギュラってコンヴィヴィ:ポストユビキタスからデジタルネイチャーの10年,計算機自然の森で踊れ,さよならホモサピエンス」が、5月28日(水)から6月2日(月)まで開催されました。

筑波大学デジタルネイチャー研究室(Digital Nature Group / デジタルネイチャー開発研究センター、主宰:落合陽一准教授)の設立10周年を記念するもので、4章立てで10年間の活動を振り返ります。

blog_20250623

落合氏は「AXISギャラリーでの展示は理路整然とした印象があるので、本展ではあえて研究室にあるものをぐちゃぐちゃに置いてみました。AIっぽいものが流行りまくった後に、人類の人間臭いものが残るっていうのを再現した、逆アプローチをしてるんです」と、展示構成について説明しました。

blog_20250623

会場の頭上を舞う蝶のオブジェを追いかけながら進むと、自然に順路を辿れるようになっています。「第1章 デジタルネイチャーの10年」では、同研究室とテクノロジーの進化・トレンドをまとめた年表と、デジタルネイチャーを体現した作品が並びます。

blog_20250623

特に手前にあるジオラマは、GPUで沸かした温泉「GP湯」や、本展を記念して制作された絵本の主人公でもある黒猫がヌルになる姿など、小ネタが満載です。

blog_20250623

《シンギュラみくじ》は、デジタルでおみくじが引ける体験型の展示。ご宣託は生成AIで作成されており、落合氏の言葉をプロンプトに組み込んでいるそうです。

blog_20250623

会場にはおみくじ結び所も用意されています。そこに結んでいくもよし、持ち帰るもよし。QRコードを読み取ると、Xでポストすることもできます。

blog_20250623

「第2章 脱人間中心の系譜」で壁に貼られているのは、実際の論文。書籍やパネルなど、雑然と置かれたさまざまなものは、研究室から持ち込んだといいます。

blog_20250623

《あわいに浮かぶ》はうさぎの身体が二分割され、上半身は立体、下半身はディスプレイの映像でできています。まさに現実世界とデジタルの境目のような作品で、どの角度からも目が合うのが不思議でした。

blog_20250623

生成AIにヨウジヤマモトの服を学習させ、新しいデザインを生み出す《Deep Wear》は、2017年の取り組み。今となっては一般にも生成AIが浸透していますが、その8年前からすでに着手していたとは驚きです。

blog_20250623

「第3章 マタギドライブとヌルの旅」は、第2章よりもさらに臨場感たっぷりに研究室が再現されています。「マタギドライブ」とは、デジタルネイチャーの先にあるとして落合氏が提言している新しい概念です。

blog_20250623

学生ごとにブースが区切られており、彼らがどのような場所でどのような研究をしているのかがわかる展示構成になっています。どれも独創性豊かで、中には視覚障害者も楽しめる光るキックボクシングのプロジェクトなどもありました。

最後の「第4章 ヌルのためのモナドロジー」は、地下会場で展開。落合氏が学生時代に制作したインスタレーションで、暗闇の中に溢れたシャボン玉をLEDが照らし、幻想的な空間を演出しています。

落合氏は「これからは人文科学と計算機科学と理工学、さらにデザインやアートが融合していくと思います。論文もAIが書いてAIが読む時代になっていく。でも、その研究結果を社会に届ける方法はもっと多様でいいと思うんです。文学だったり展覧会だったり、あるいはスポーツ大会もいいかもしれない」と、この先の未来について語ってくれました。今後の10年にも期待が高まる、非常に濃密な展覧会となっていました。


編集部 齊藤

INFORMATION

デジタルネイチャーグループ10周年記念展示会「シンギュラってコンヴィヴィ:ポストユビキタスからデジタルネイチャーの10年,計算機自然の森で踊れ,さよならホモサピエンス」
会期:2025年5月28日(水)〜6月2日(月)
会場:AXISギャラリー
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2025/03/lab-exhibition-2025/

  • AXISギャラリー
  • 落合陽一
SHARE twitter facebook

RELATED ARTICLE関連記事

CATEGORY

  • アートな"みやげ"
  • デザイン&アート
  • 展覧会レポート
  • グルメおすすめスポット
  • 六本木ギャラリー探訪
  • デザイン&アートの本棚
  • 六本木と人
  • プレゼント
  • 取材レポート
  • クリエイターの一皿
  • その他

PICK UP CREATOR

  • 真鍋大度
    真鍋大度
  • 林士平
    林士平
  • 篠原ともえ
    篠原ともえ
  • 奈良美智
    奈良美智
  • 大貫卓也
    大貫卓也
  • のん
    のん
参加クリエイター 一覧

RANKING

ALL
CATEGORY
PAGE TOPPAGE TOP

PICK UPピックアップ

  • 六本木未来大学
  • クリエイティブ・カウンセリングルーム
  • 連載 六本木と人
  • 連載 デザイン&アートの本棚
  • クリエイターの一皿
  • 連載 デザイン&アートの本棚
  • ピックアップイベント

PARTNERパートナー

  • AXIS
  • 国立新美術館
  • サントリー美術館
  • 21_21 DESIGN SIGHT
  • Tokyo Midtown Design Hub
  • FUJIFILM SQUARE
  • 森美術館
  • ラクティブ六本木
  • 六本木ヒルズ
  • facebook
  • twitter
  • contact
  • TOKYO MIDTOWN
  • 利用規約
  • 個人情報保護方針
  • 個人情報の取扱いについて
  • Cookieおよびアクセスログについて
  • プラグインについて
  • お問い合わせ

Copyright © Tokyo Midtown Management Co., Ltd. All Rights Reserved.