六本木エリアのギャラリーを編集部の目線で紹介する「六本木ギャラリー探訪」。今回は、2025年5月23日(金)にAXISビルの2Fにオープンした「Ambientec Gallery Tokyo」です。
オープンを記念して5月23日(金)から25日(日)までの3日間、AXISビル4FのAXIS Galleryにて、2025年新作コレクションを発表。先立って開催されたプレスカンファレンスでは、ギャラリーの内装を手掛けた鬼木孝一郎氏と、各コレクションのデザインを手がけたデザイナーが登壇しました。
デザイナーで建築家の鬼木氏は「ディスプレイは、スチールのフレームパーツ4種類と、白い板2種類を組み合わせて作成しています。4月のミラノサローネ出展時にも使用したのですが、組み換え方によってさまざまな大きさにでき、場所にあわせて展開できる特徴があります」と説明。
「展示空間の奥には、2つ部屋を設けています。それぞれダイニングとバーカウンターをイメージしているので、Ambientecの製品を実際に試してもらい、設置の想定をしてもらう空間にできればと考えています」と、ギャラリー内の構成について紹介しました。
続いて、新作コレクションとして「Vosco(ヴォスコ)」「Barcarolle(バルカロール)」「Still(スティル)」「hymn pro(ヒム プロ)」の4シリーズを発表。
Voscoをデザインした田村奈穂氏は、ニューヨークからオンラインで参加。カリモク家具に協力を得、木材をマテリアルとした温かみのあるポータブル照明となっています。
松山祥樹氏がデザインしたBarcarolleは、ヨーロッパの街頭や教会などの伝統的な建築からインスピレーションを得たそうです。クラシックとモダンが調和した、どんなテイストの空間にも合わせやすいデザインとなっています。
小関隆一氏によるStillは、「Xtal(クリスタル)」の新たな兄弟ともいえるモデル。カラーガラスと無色のガラスの層は、まるでウイスキーが入ったグラスのよう。ダイニングなど、食事シーンにぴったりです。
吉添裕人氏は「hymn(ヒム)」の進化系となるhymn proを提案。hymnは3つのパーツを組み合わせていましたが、今シリーズはペンデュラムレンズ、ベース、ガラスシェードが一体となり、さらに持ち運びやすくなったのがうれしいです。
ギャラリーは、昼と夜では雰囲気ががらりと変わるとのこと。ポータブル照明の新たな可能性を発見しに、ぜひ足を運んでみてください。
※新作について、発売日や価格などの詳細は未定となります。展示の常設については発売日程が決まり次第順次行います。
編集部 齊藤
「Ambientec Gallery Tokyo」
住所:東京都港区六本木 5-17-1 AXIS ビル 2F
営業時間:12:00〜19:00
定休日:水曜日
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://ambientec.co.jp/pages/ambientec-gallery