WALL_alternativeでは、ニューバランスのブランドの伝統とタイムレスなシグネチャーカラーを祝う「Grey Days」を記念したアート展覧会「GREY ART MUSEUM」が5月31日(土)まで開催中です。
ニューバランスは、毎年5月を「Grey Days」としてブランドを象徴する"グレー"を祝う月間としています。本展は、ニューバランスのクラフトマンシップを体現する5年に一度発売するプロダクト「1300JP」の展示と共に、ニューバランスにとっての「Grey」を構成するキーワード【TIMELESS】、【SEAMLESS】、【URBAN】、【RUNNING】、【MASTERPIECE】を軸に制作・キュレーションされた作品を展示しています。
オープニング発表会には、株式会社ニューバランスジャパンマーケティング部ディレクター鈴木健、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社(以下:ACA)代表取締役加藤信介、MEET YOUR ART 共同代表の古後友梨、アーティストの小笠原周、金子英、品川亮、津田道子、長島伊織の8氏が登壇。
鈴木氏は「1980年代、ランニングシューズといえば白が主流でしたが、街中はグレー色のアスファルトで舗装されていました。そこで、弊社はより日常になじむ色としてグレーを採用した背景があります。グレーという色は創造性を掻き立てるとも言われていますので、ぜひアート作品とともに体感して楽しんでもらえれば」と、想いを語りました。
小笠原氏は、10年間愛用しているニューバランスの「1300CL」をモチーフにした御影石による石彫作品の新作を発表。このほかミケランジェロの名作を再解釈した彫刻シリーズが並びます。
コラージュ技法で知られる金子氏は、作品《The Sunshine Underground I+II》(2024年)を発展させた二連作《NB I》《NB II》を出展。グラデーションは日の出と日の入をイメージしたといいます。
銀箔、墨による新作2点、そしてそれらに関連した軸装作品、計3点の《椿》は品川氏の作品。伝統的な素材を使いながら、日本の絵画を現代のものにアップデートしたいと普段から考えているそうで、本作にも手すきの和紙を使用するなどこだわりが見られます。
普段からランニングをライフワークとしている津田氏は、代表作であるフレーム、鏡、ビデオカメラを用いたインスタレーション《振り返る》を本展のために再構成して展示。さらに、西麻布周辺から六本木通りを桜田門まで走った際のルートを元にしたドローイングと、走っている様子を記録した映像も上映されます。来場者には、ランニングマップも配布されるので、ぜひ映像と併せてチェックを。
長島氏は「都市」をテーマにした新作を用意。ニューバランスを履いた都会的な人物が描かれています。普段から足元をピックアップして描くことが多いそうで、自身の中心的なモチーフとなっているとのことです。
アート作品のほか、山梨県北杜市にてサスティナブルなブドウ栽培、ワイン醸造を行っているワイナリー「ドメーヌ・デ・テンゲイジ」の国産ナチュラルワイン3種類、富喜製麺研究所がACAと共同開発した「グレヌー(のどごし生麺)」、ごま専業メーカー「和田萬」の国産黒ごまだけを使った「自家製黒ごまシェイク」、「7T+」にて厳選された灰色の茶葉「Silver needle tea」を本イベント限定で楽しめます。
ニューバランスのクラフトマンシップを五感で体験できる本展。ぜひ、ニューバランスのシューズを履いて訪れてみてはいかがでしょうか?
編集部 齊藤
「GREY ART MUSEUM」
会期:2025年5月16日(金)~5月31日(土)
※期間中全日営業
時間:18:00~24:00
出展アーティスト:小笠原周、金子英、品川亮、津田道子、長島伊織
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://avex.jp/wall/exhibition/558/