六本木未来会議に登場したクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は高橋悠介さんが選んだ『編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる』(著:ロレッタ・ナポリオーニ/訳:佐久間裕美子/岩波書店)。
高橋悠介さんのコメント
力を持たない女性たちの編むという行為、またそれによって救われた歴史を紐解いた本なのですが、ニットウエアのブランドに携わる者として、タイトルにも惹かれた一冊です。女性の視点から見たニットの世界に興味があります。
エコノミストであり、熱心な編み手でもある著者が、編むという行為が持つ力に焦点を当て、個人、政治、愛、経済など、社会のさまざまな側面を編み直す歴史を辿った作品。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
高橋悠介さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #165
高橋悠介(クリエイティブディレクター)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/165_01/