本展では、ゲームエンジン、AI、仮想現実(VR)、さらには人間の創造性を超え得る生成AIなどのテクノロジーを採用した現代アートを紹介します。そこではデジタル空間上のさまざまなデータが素材となった全く新しい美学やイメージメイキング(図像や画像を作ること)の手法、アバターやキャラクターなどジェンダーや人種という現実社会のアイデンティティからの解放、超現実的な風景の可視化、といった特性が見られます。ただ、これら新しい方法を採用しながら、アーティストの表現の根幹では普遍的な死生観や生命、倫理の問題、現代世界が抱える環境問題、歴史解釈、多様性といった課題が掘り下げられています。
「マシン」(※1)とアーティストが協働する作品や没入型の空間体験は、「ラブ(愛情)」、共感、高揚感、恐れ、不安など私たちの感情をおおいに揺さぶるでしょう。現実と仮想空間が重なりあう本展は、人類とテクノロジーの関係を考えるプラットフォームとして、不確実な未来をより良く生きる方法をともに想像する機会となるでしょう。
※1 ここで言う「マシン」は従来の重工業的な「機械」のイメージではなく、コンピューターおよびハードウェアの総称としての「マシン」を主に意味します。20世紀初頭には機械のスピード感やダイナミズムが象徴する新たな時代を「マシン・エイジ」と呼び、多様な芸術分野で支持されました。本展では21世紀に広く浸透したコンピューターやインターネットに深く関わる新しい「マシン」時代のアートに注目します。なお、「ゲームエンジン」はハードウェアではなく、コンピューター・ゲーム制作に必要な機能をまとめたソフトウェアをさします。
プレゼント内容:「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」ペアご招待チケット
当選者数:5名
応募締め切り:2025年2月4日(火)
※プレゼントご招待チケットを下記対象展覧会にてご利用の方は観覧料は必要ございません。
※当選者の発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。
※当選に関するお問合せにはお答えすることができません。
※ご応募はお一人につき一回に限ります。
※プレゼントは応募フォームでご入力いただく住所へ郵送させていただきます。
「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」
<会期>
2025年2月13日(木)~6月8日(日)
<開館時間>
10:00~22:00
※火曜日のみ17:00まで
※ただし2025年4月29日(火)、5月6日(火)は22:00まで
※最終入館は閉館時間の30分前まで
<休館日>
無休
<入館料>
[平日]
一般 2,000円、高校・大学生1,400円、中学生以下 無料、65歳以上1,700円
[土・日・休日]
一般 2,200円、高校・大学生1,500円、中学生以下 無料、65歳以上1,900円
※チケットの詳しい情報は、展覧会ホームページチケット情報をご覧ください。
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.mori.art.museum/jp/
締め切り:2025年2月4日(火)