六本木未来会議に登場したクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を紹介しています。紹介した本は、東京ミッドタウン・デザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター内で不定期開室されているリエゾンセンター・ライブラリーにてお読みいただけます。今回は奈良美智さんが選んだ『ちいさいおうち』(著:バージニア・リー・バートン、訳:石井桃子/岩波書店)。
奈良美智さんのコメント
美しい田舎に小さな家が建っているけど、時の変遷とともに周りがどんどん開発され、大都会の中でぽつんと取り残されてしまう。最終的には売りに出され、新しい持ち主がトレーラーでこの家を元あったような草原に戻すんだけど、実は彼女はこの家を建てた家族の子孫だったという話。気づけば自分の足元に大切なものがあったということを思い出させてくれる本です。
アメリカの絵本作家、バージニア・リー・バートンによる名作。オリジナルは1942年に出版され、近代化によって大きく変化する社会において、人と自然の調和の大切さを美しい文章と絵で紡ぐ。
クリエイティブ集団「graf」を率いる服部滋樹さんへのクリエイターインタビューをきっかけに実現した、「六本木未来会議BOOKキャラバン by 服部滋樹」のプロジェクトレポートも公開中。併せてお読みください。
奈良美智さんのインタビューはこちら
クリエイターインタビュー #154
奈良美智(美術家)
https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/154_01/