東京ミッドタウン・デザインハブでは、10月19日(木)まで第104回企画展「日本のグラフィックデザイン2023」が開催中です。
会員約3,000人を擁するアジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が毎年発行する年鑑「Graphic Design in Japan」。本展では、その2023年版の掲載作品の中から約300点が展示されています。
会場手前には、最も優れた作品とその制作者に贈られる「亀倉雄策賞」、各カテゴリーで特に優れた作品に贈られる「JAGDA賞」、将来有望な若手グラフィックデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」を受賞した作品が集められています。
第25回となる今年の亀倉雄策賞は、岡崎智弘さんの「デザインあneo あのテーマ」映像と、三澤遥さんの「玉造幼稚園」サイン計画、初の2作品同時受賞となりました。
奥には、そのほかの入選作品が並びます。日常生活の中で見かけるデザインも多く「これってあの人のデザインだったんだ!」という発見もありました。
中には、六本木の街にゆかりのあるデザインも。たとえば、21_21 DESIGN SIGHTで2022年5月まで開催されていた「2121年 Futures In-Sight」展のパンフレットがありました。
このほか「TOKYO MIDTOWN AWARD 2022」の受賞者に贈られたトロフィーも並んでいました。
また、大貫卓也さんが「HIROSHIMA APPEALS 2021」にて受賞した「第24回亀倉雄策賞」受賞記念展のツール一式も展示されています。
「HIROSHIMA APPEALS」は、人類史上最初の原子爆弾による被爆を体験した広島の祈りと願いを世界に伝えるための企画で、毎年異なるグラフィックデザイナーがポスターを作成します。亀倉雄策さんによる1983年、中村至男さんによる2023年のポスターも展示されていました。
身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル、ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像など、さまざまな分野のグラフィックデザインが一堂に会する本展。入場無料ですので、六本木に立ち寄った際は来場して「デザインの秋」を体感してみては?
編集部 齊藤
「日本のグラフィックデザイン2023」
会期:2023年9月1日(金)~10月19日(木)
時間:11:00~19:00
会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)
展示カテゴリー:ポスター/CI・VI・シンボル・ロゴ・タイプフェイス/デジタルメディア/ブック・エディトリアル/映像/パッケージ/ジェネラルグラフィック/新聞広告・雑誌広告/環境・空間/複合
メインヴィジュアル:石塚俊
展覧会HP(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.designhub.jp/exhibitions/gdj2023