東京シティビューでは、2月26日(日)まで「YUMING MUSEUM」(ユーミン・ミュージアム)が開催中です。本展は2022年にデビュー50周年を迎えた、ユーミンこと松任谷由実さんの魅力を体感できる、過去最大規模の展覧会となっています。
本展では音声ガイドがなんと無料! 手持ちのスマートフォンを使って楽しめるので、来場の際はイヤホンをお忘れなく。ユーミン自身が展示を紹介してくれます。ガイドだけでなく、「空と海の輝きに受けて」を10代の頃のユーミンが歌った貴重な音源も収録されており、ファン必聴です。
会場に足を踏み入れると東京の街を背景に、中央にはグランドピアノが鎮座しています。ピアノの周りには、これまで制作してきた楽曲の楽譜やメモの複製が散りばめられており、その数は100点以上。
ユーミンがこれまでリリースした39枚のCD・レコードがずらりと並んだ廊下は、ファンにはたまらないはず。デビューシングルの「返事はいらない」から2020年にリリースした「深海の街」までが置かれています。
反対側には、幼少期から「荒井由実」時代までの写真75点が登場。ユーミンがこれまで歩んできた道のりを感じられます。
「はじまりの部屋」では、八王子で生まれ育った10代から「荒井由実」時代まで、彼女の原点にまつわるアイテムが集められています。ここに展示されているグランドピアノは、作曲に使用していたものだそう。ほかには、レコード、美大時代の絵、ウィッグ、三味線などがエピソードとともに展示されています。
これまでのコンサートで実際に使用されたステージ衣装が展示されているコーナーは圧巻! 眺めているだけで、当時の記憶がよみがえってくることでしょう。衣装のラフも展示されているので、ぜひ見比べてみてください。
さらに進むと、「深海の街」ツアーのセットの一部が登場。足元の床も、ステージで実際に使用されたものだそうです。ユーミンも踏んだ同じ場所に立てる、めったにない機会。ツアーメンバーの一員になった気分になれることでしょう。
会場と同じフロアにあるレストラン「THE SUN & THE MOON」では、「恋人がサンタクロース」や「ルージュの伝言」など、ユーミンの曲をテーマにしたアフタヌーンティーやカクテルが期間限定で登場。前半と後半でメニューが異なるので要チェックです。
ユーミンだけでなく、音楽業界の歴史と変遷まで感じられる本展。寒さの厳しい今日この頃ですが、ユーミンの曲を聴きながら会場を回れば、きっと心温まるひと時になることでしょう。
編集部 齊藤
「YUMING MUSEUM」(ユーミン・ミュージアム)
会期:2022年12月8日(木)~2023年2月26日(日)※会期中無休
開館時間:10:00~22:00(最終入館21:00)
会場:東京シティビュー
主催:東京シティビュー、朝日新聞社、NHKプロモーション
企画協力:雲母社、ユニバーサルミュージック
協力:NHK
協賛:Spotify、JTB
グラフィック・デザイン:森本千絵(goen°)
展示構成:阿部真理子(aabbé)
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://yumingmuseum.jp/