森アーツセンターギャラリーでは、2023年1月9日(月・祝)まで、「冨樫義博展 -PUZZLE-」が開催中です。冨樫氏の著作『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』の3作を中心に、作者直筆の漫画原稿やカラーイラストなど、総数350点以上の貴重な原画・制作資料が展示されています。
会場に入ると、冨樫氏の歴代作品に登場したキャラクターたちがお出迎え。パズルピースとなって並べられたキャラクターたちに囲まれるだけで、ファンは堪らないはず! 胸を高鳴らせて進むと、『幽☆遊☆白書』エリアが登場します。
1990年から1994年にわたって「週刊少年ジャンプ」で連載された『幽☆遊☆白書』は、2020年には舞台化、2023年にはNetflixでの実写シリーズ化が控えているなど、今も高い人気を誇る冨樫氏の代表作の一つです。
幽助・桑原・飛影・蔵馬4人が大きく現れるこのエリア。それぞれ、裏には厳選されたアクションシーンの原画が展示されています。
お次は『レベルE』エリア。『幽☆遊☆白書』とはまた一風変わった冨樫氏の挑戦的な作品で、「週刊少年ジャンプ」では異例の月一連載となりました。
『幽☆遊☆白書』とはまた違った、写実的でリアリティ溢れる絵柄から、卓越した画力を感じられます。エリアのところどころにキャラクターのパネルが登場するのも楽しみです。
さらに進むと、いよいよ『HUNTER×HUNTER』エリアに! 言わずと知れた大人気漫画で、先日、「週刊少年ジャンプ」での連載が再開した際は大きな話題を呼びました。
部屋中央に置かれた「水見式」のグラスには、漫画と同じく葉っぱが浮かんでおり、より世界観に没入できます。さらには、冨樫氏直筆の設定資料も! 図録にも同じ内容が掲載されているので、ぜひ手元に置いて漫画を楽しみたいものです。
どの原画も見ごたえがありますが、特に注目なのがキメラ=アント編での有名なあのシーン! ゴンが覚醒するさまは、原画で見るとより大迫力。ゴンの覚悟をひしひしと感じることができます。
冨樫作品に登場し、読者に強烈な印象を残している奇怪なデザインの生物たち。「"奇"生物の世界」エリアでは、3作品に登場する奇妙な生物(?)たちが勢ぞろいします。
目を逸らしたくなるようなデザインなのに、なぜか目が離せない。そんな魅力的な生物たちをじっくり鑑賞できます。反対側には、生物たちを模したパネルもあり、幻想的な雰囲気を一層高めています。
最後の冨樫義博エリアでは、彼がこれまで歩んできた画業35年を振り返ることができます。
本展のキービジュアル用に書き下ろされた13点のモノクロイラストも展示。『幽☆遊☆白書』や『レベルE』、『HUNTER×HUNTER』のキャラクターが最新のタッチで描きおろされています。
会場に隣接する「THE SUN & THE MOON (Cafe)」では、コラボカフェ「Pieces Cafe」が期間限定オープン。キャラクターや名シーンが模された数々のオリジナルメニューが登場します。前期・後期で異なるメニューもあるので要チェックです。
編集部 齊藤
「冨樫義博展 -PUZZLE-」
会期:2022年10月28日(金)~2023年1月9日(月・祝)
※会期中無休
開館時間:10:00~20:00
※最終入場は19:30
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
※本展覧会は「全日日時指定制」となります。
主催:冨樫義博展東京実行委員会
企画協力:週刊少年ジャンプ編集部
協賛:共同印刷、イープラス
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://togashi-ten.com/