WHEREVERでは9月17日(土)~9月18日(日)の二日間、「六本木なんでもデイ」が開催されました。本イベントは、「六本木アートナイト2022」の参加ギャラリープログラムで、さまざまなクリエイティビティに触れられる場となりました。
真っ先に目を引くのが、WHEREVERビルをキャンバスに見立ててデジタルアート作品を展示した「MoAR - Museum of AR」。壁面のQRコードをスマートフォンで読み取ることで、巨大なAR作品を体験できます。さまざまなアーティストとのコラボレーションなど、全28作品が用意されました。
建物内では、1階・2階・4階・7階にて作品を展示。1階では、未来の日用品店「New Stand Tokyo」と、女性のウェルネス課題を解決・支援する「fermata inc.」が展開されました。ソーシャルな課題を解決するべく製作された商品が多く、実際に購入することもできます。
2階は、トークイベント会場。映像作家の八代健志氏とアニメーター稲積君将氏による「僕らの考えるストップモーションの未来」や、fermata inc.の中村寛子氏とWhatever TaipeiでCreative Directorを務めるShiny Lee氏による「新しい産業『フェムテック』から考えるこれからのデザイン」などのトークが繰り広げられました。
そのほか映像作品の展示や、HOLIDAY Lab.が手掛けるクラフトコーラシロップ「休日COLA」などの販売もありました。
4階では、SNSを中心に活動するタイポグラフィ・グラフィック・作字ユニットの日刊タイポや、アーティストのながしまみのり氏、アクリルアーティストのもんめ氏など、多種多様なクリエイターの作品を展示。
STARRYWORKS 木村幸司氏の《RAY》は、光源の動きによって変わる盆栽の影を楽しめるインスタレーション。音や雰囲気も相まって、とても幻想的でした。
アートやインスタレーションのほか、ユニークな展示も。齋藤雄介氏の《散歩のぬいぐるみ》は、街で見つけた物体のぬいぐるみ。後ろには、実物写真も並べられていました。街中でよく目にするカラーコーンも、素材やサイズ感が変わると違う印象を受けます。
7階は、クリエイティブ・スタジオWhatever Co.による作品展示。これまで生み出された数々のプロダクトが勢ぞろい! カードに描いたモンスターを召喚して、杖型のマイクに向かって攻撃や防御の命令をすることで戦うバトルゲーム《召喚!らくがきモンスターズ》など、実際に体験できるものもありました。
《Lyric Speaker》は、流している曲と同期して、雰囲気に合ったビジュアルで歌詞が表示されるスピーカー。デジタルの最先端ともいえる、近未来的な展示が目を引きます。
一方で、ちょっと"アナログ"なものも。伝説の彫刻職人「左甚五郎」を主人公としたストップモーションアクション時代劇『左』プロジェクトのコーナーでは、木彫人形も展示されています。現在、映画化を目指してパイロット版の制作が進行中だそうです。
日常的なものから、ほかでは見かけないような風変わりなものまで、幅広い作品が集められたイベントでした。1階のセレクトショップ「New Stand Tokyo」は、通常営業も行っているので、気になった方はぜひ足を運んでみてください。
編集部 齊藤
WHEREVER「六本木なんでもデイ」
会期:2022年9月17日(土)~9月18日(日)
会場:WHEREVER/東京都港区六本木7-2-8
時間:11:00~20:00
入場料:無料
※入場には入場時間指定チケットが必要。
主催:Whatever Co.
後援・協力:WTFC Inc.公式サイト
※六本木アートナイト 2022 参加ギャラリープログラム(https://www.roppongiartnight.com/)
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://whatever.co/nandemo-day/ja/