六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューでは、9月5日(日)までDCの特別総合展となる『DC展 スーパーヒーローの誕生』が開催されています。DCは『バットマン』や『スーパーマン』を擁する最大級のアメコミ出版社。
本展では、貴重な初期のコミックや設定資料、映画の衣装や小道具などを一挙に展示。魅力的なDCのキャラクターたちと、その舞台となる物語を作り続けるDCの80年以上の歴史とその魅力に迫ります。
会場は「バットマンエリア」「スーパーマンエリア」「スーサイド・スクワッドエリア」「ワンダーウーマンエリア」「ジャスティス・リーグエリア」と大きく5つのエリアに分かれて、それぞれの作品に焦点が当てられています。
来場者を迎えるのは、バットモービル「タンブラー」の実物大レプリカ。バットマンは1939年にディテクティブ・コミックスでデビューしてから、覆面ヒーローとして世界を席巻した存在です。
会場には、映画『ダークナイト』シリーズ3部作で使用されたバットポッドなど人気のアイテムからヴィランたちの最新衣装までがずらりと並んでいました。画面の中で見るのとはまたひと味違う迫力に胸が躍ります。
1929年の株価大暴落、その後の大恐慌によって暗黒時代に飲み込まれたアメリカ。混乱の時代を経たちょうどその頃、他の惑星からやってきた超人"スーパーマン"が反響を呼びます。彼の姿は、「進歩」や「寛容」のシンボルとなり、そのアクションやスーパーパワーの表現は、今ではコミックやアニメーション、TVや映画のスーパーヒーローたちのお手本となりました。
強くてカリスマ性があり、女子が自分と同一視できるようにと生まれたのがワンダーウーマン。彼女は「オールスター・コミックス #8」(1941年)初登場後、瞬く間に人気を集め、わずか2週間で続編が掲載されました。また、1942年の夏には「ワンダーウーマン」のタイトルを冠したコミックも刊行されたほどです。エリアでは時代と共に変化してきたデザイン、スタイル、仕草の変遷を見ることができました。
「ジャスティス・リーグ」はDCコミックスの各作品の枠を超えて、1960年代からスーパーヒーローたちが集結したヒーローチーム。主要メンバーはビッグセブンと呼ばれ、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、アクアマン、サイボーグらによって結成されています。
展示では、2017年の映画『ジャスティス・リーグ』から象徴的なシーンやキャラクターの画像、貴重なコミックスの原画作品などDC好きならば一度は見ておきたい展示がずらり。
ここでしか観ることができない展示が並ぶ「DC展 スーパーヒーローの誕生」。東京のほか福岡、大阪、名古屋での開催が決定しています。六本木に足を運ぶことが難しい方も、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか?
編集部 高橋
「DC展 スーパーヒーローの誕生」
会場:東京シティビュー
会期:2021年6月25日(金)~9月5日(日)
時間:10:00~22:00(最終入場21:00)
※情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や、休業となる可能性もございます
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://artofdc.jp/