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【展覧会レポート】ANB Tokyo オープニング展「ENCOUNTERS」

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update_2020.10.22

ANB Tokyoでは11月8日(日)までの期間、4つのフロアを使ったオープニング展「ENCOUNTERS」を開催中。予期せぬ「遭遇」から生まれる新しい創造をテーマに、若手キュレーターたちが中心となって企画した4つの展覧会から構成されます。

本展では都市、ストリート、エコロジー、パーティーといったテーマのもと、26組のアーティストが集結。それぞれのフロアで独自の世界を展開しています。

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踏み入れた瞬間、まるで異空間に来てしまったかのような感覚に陥る3Fのタイトルは「NIGHTLIFE」。このフロアでは、ストリートやクラブカルチャーを出自とするHouxo QueとMESが、パーティーに見立てた展示空間を構成しています。奥には祭壇を想起させるDJブースがありますが、オープン前に開催されたクローズドイベントで、実際に使用されたそうです。

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床に置かれた≪COUNT THREE≫(2020)は、1988年に六本木のディスコで起きた死傷事故をモチーフとしたオブジェ。その上には、飲み干された酒瓶が無造作に並びます。キュレーションを担当した西田編集長は「自分のルーツでもあるパーティーの匂いや痕跡のようなものを、どう空間に残せるか考えました。都市の夜における変化の始点を感じていただければと思います」と展示へのこだわりを語りました。

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3Fの喧騒を抜けた先にある4Fのタイトルは「楕円のつくり方」。(起点がひとつの正円に対し、)起点が2つある楕円の方程式をキュレーションテーマに据えています。「路上」と「家族」の2つの起点から企画されたこのフロア、90年代から、家族と自分を撮り続けてきた長島有里枝の、自身が10代の頃に撮影したセルフポートレイトが出迎えます。

さらに、21_21 DESIGN SIGHT「トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう」(2020年10月16日~2021年3月7日)にも参加しているやんツーと、グラフィティアーティストNAZEによる共同制作のドローイング作品のほか、スクリプカリウ落合安奈、マーサ・ナカムラら の作品が並びます。

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現代美術家・スクリプカリウ落合安奈の《明滅する輪郭》(2020)は、彼女が5年前から続けているシリーズで、これまでで最も大きな作品に挑戦したそう。日本とルーマニア、2つの祖国で収集した古い写真に写る、名前も知らない人々。「呼吸を可視化させたい、と考えて写真の顔部分にビニールを縫い付けました。呼吸は、自分と他人との間で行き交う成分です。他人の一部だった成分を自分の一部と感じることができるかもしれない。そういった、見えない繋がりを考えていただく機会になれば幸いです」と作品について明かしました。

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コンクリートや梁がむき出しとなっている6Fのテーマは「And yet we continue to breathe.」。無機質な空間に植生を持ち込むことで、都市の表皮を反転させ、都市に群生する人間を重ね合わせています。植物のたくましさにアーティストの視点が加わり、街と人、そして自然について考えさせられる作品が並んでいました。出展アーティストは片山高志、郷治竜之介、林千歩、山形一生、喜多村みか。

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最後のフロアである7Fには、エレベーターだけでなく外階段を使って上ることができます。一度外へ出ることで、六本木の空気に触れ、改めて六本木という都会を感じることができます。上った先の扉を開けると、渡邉庸平の写真作品と細倉真弓のLEDライトボックス作品が真っ先に目に飛び込んできました。

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7Fの展示を企画したのは、写真の機能や概念を拡張させながら、2020年代を迎えた「東京」を多面的に再解釈していく、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH(TPR)。写真家、現代美術家、建築家、メディアアーティスト、音楽家らが参加するコレクティブによるプロジェクトです。

このプロジェクトは、移り変わる東京を記録しようと2年ほど前からスタートしたもの。「都市をビジュアライズする」「対話を通じて考える」「ボーダーレスな文化交流をする」「ヴィジョンを未来へ受け継ぐ」の4つのミッションを目標に活動しています。

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50点を超える写真や映像作品が壁面、床を埋め尽くす7Fの展示最後には田村友一郎の《六本木心中》(2015)が。3Fの六本木のディスコ死傷事故へのレクイエムから始まり、7Fの《六本木心中》で終わる。1フロアずつの作品を楽しむのはもちろん、こういった建物全体から都市のストーリーに想像をめぐらせるのもおすすめです。

YouTubeではオープンの前日に実施されたオンラインライブ&パフォーマンス「ENCOUNTERS×ENCOUNTERS」がアーカイブ配信予定。5名のミュージシャンが各フロアで演奏を繰り広げ、1名のダンサーがフロアを縦断。縦横無尽に生み出されるパフォーマンスが音響と映像と入り混じり、まるでANB Tokyoがひとつの生き物のように蠢く一夜となりました。あわせてお楽しみください。



編集部 高橋

INFORMATION

ANB Tokyo オープニング展「ENCOUNTERS」
会場:ANB Tokyo
会期:2020年10月11日(日)~11月8日(日)
時間:12:00〜20:00(入場は19:30まで)
休館日:月曜日、火曜日
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://taa-fdn.org/events/486/

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