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【展覧会レポート】21_21 DESIGN SIGHT企画展「虫展 −デザインのお手本−」

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会場風景(ギャラリー2)(撮影:淺川 敏)

  • 21_21 DESIGN SIGHT
  • 養老孟司
update_2019.08.23

現在21_21 DESIGN SIGHTでは、企画展「虫展 −デザインのお手本−」が開催されています。人類よりもはるかに長い歴史のなかで進化を続けてきた多様な虫。本展は意図せず自然から生まれた虫のデザインを「デザインのお手本」にする試みです。

佐藤 卓「シロモンクモゾウムシの脚」(撮影:淺川 敏)

メイン展示エリアである地下一階スペースへと続く階段をおりると、真っ先に目に飛び込んでくるのは、展覧会ディレクターも務める佐藤卓氏の「シロモンクゾウムシの脚」。700倍に拡大した「シロモンクゾウムシ」の中脚を見上げ、小さな生き物が見る世界を想像する作品です。

虫が苦手な方は少し驚いてしまうかもしれませんが、佐藤氏は本展に向けて「虫は本当におもしろくて、展覧会の準備をしながらより虫を好きになってしまいました。虫が苦手だという人もちょっと我慢していただいて、虫の世界に入ってください。入ると奥が深くてたまらない世界が待っています」とコメントを寄せています。

阿部洋介+小檜山賢二+丸山宗利「虫のかたち」(撮影:淺川 敏)

ギャラリー1ではユニークで豊かな写真と、さまざまな環境の音と楽器の音を混ぜ合わせたリズムで、昆虫たちの世界を浴びるように体験できる昆虫のミュージックビデオ「虫のかたち」が上映されています。次々と変化する映像に、思わず立ち止まって見入ってしまいます。

三澤 遥(日本デザインセンター)「視点の採集[ゾウムシ編]」

「視点の採集[ゾウムシ編]」では、歩き方、巣の建築構造などゾウムシの多様な生態を見るさまざまな視点を集め、紹介しています。三澤遥氏によるデザインの視点で、新しい虫の魅力を、楽しく深く学ぶことができました。この作品は、ここから始まるギャラリー2の展示の序章的な役割も果たしています。

blog_20190809

山中俊治+斉藤一哉+杉原 寛+谷道鼓太朗+村松 充「READY TO FLY」

こちらは「READY TO FLY」。カブトムシなどの甲虫の後翅は、硬い前翅の内側にとても巧みな方法で折りたたまれています。本作では、その翅が広がっていく様子を見ることができます。人が近付くと、まるで逃げるように飛翔の準備を始める本作。精妙な構造は3Dプリンタで再現されたそうです。

大きなものをできるだけ小さくたたんで持ち運ぶ。傘やはしごのような日用品から、様々な乗り物、建物に至るまで、人間は様々な工夫を積み重ねこの構造を研究してきました。自然界でも昆虫たちは、翅を獲得した数億年前からこの問題に取り組んできたのですね。

隈研吾建築都市設計事務所+アラン・バーデン「髪の巣」

隈研吾建築都市設計事務所+アラン・バーデンによる「髪の巣」は、自分の身近にある物を使って巣をつくるトビケラにヒントを得た作品です。ここで使っているのは、髪の毛とナッツの殻。髪の毛はアルミニウムと同じくらい引っ張る力に強く、逆にナッツの殻は圧縮方向への強さを持っているそうです。有機的なゴミから生まれる住処の可能性。まさにサステイナブルな建築と言えるでしょう。

鈴木啓太「道具の標本箱」
岡 篤郎+小林真大「MAO MOTH LAOS」

このほかにも鈴木啓太氏による「道具の標本箱」や岡 篤郎氏+小林真大氏による「MAO MOTH LAOS」など、虫とデザインを知れる作品が満載です。

企画監修を務める解剖学者の養老孟司氏が「あの理屈はどうなっているんだろう、と考えをめぐらしながらゆっくり本展を見て欲しいですし、1回だけでなく繰り返し来ていただきたいです」とプレスレビューで語った通り、何度見ても虫のデザインや構造、生き方にハッと気付かされ、学ぶことの多い展覧会でした。

現在、六本木未来会議では養老氏のインタビューを掲載中。なぜ虫が好きなのか。虫から学ぶべきことは何なのか。そして、人々が集う都市の魅力などを伺います。どうぞご期待ください。



編集部 高橋

INFORMATION

虫展 −デザインのお手本−
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
会期:2019年7月19日(金)~11月4日(月・祝)
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日(10月22日は開館)
入館料:一般 1,200円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.2121designsight.jp/program/insects/

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