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【展覧会レポート】国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」

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update_2019.06.07

現在、国立新美術館では日本・オーストリア外交樹立150周年記念「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」が開催されています。本展はウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会です。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは、絵画や建築、工芸、デザイン、ファッションなど、それぞれの領域を超えて、新しい芸術を求める動きが盛んになり、ウィーン独自の装飾的で煌びやかな文化が開花しました。

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本展は「啓蒙主義時代のウィーン」「ビーダーマイアー時代のウィーン」「リンク通りとウィーン」「1900年―世紀末のウィーン」という4つの章からなっています。

女帝マリア・テレジアとその息子、皇帝ヨーゼフ2世が統治した1740年代から90年代のハプスブルク帝国の首都ウィーンでは、啓蒙主義に基づいた社会の変革が行われました。啓蒙思想の熱烈な支持者であったヨーゼフ2世は、宗教の容認、死刑や農奴制の廃止、病院や孤児院の建設など、さまざまな改革を実行。彼の働きにより、ウィーンは近代化の基礎が整えられていきました。

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第2章「ビーダーマイアー時代のウィーン」の「ビーダーマイアー」とは、1814/15年から1848年までの時代を指します。1814/15年は、ナポレオン戦争の終結を受けてウィーン会議が開催され、ヨーロッパ地図が再編成された年でもあります。

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急激な都市化と同時に政治的抑圧が強かったこの時代、それに対する反動として、人々の関心は「私的な領域」へ向けられます。写真右の《3つの最も嬉しいもの》を描いたフリードリヒ・フォン・アメリングは、しぐさや表情を通して内面性を表現する技法に長け、多くの人に受け入れられました。

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第3章のタイトルにも含まれている「リンク通り(リンクシュトラーセ)」は、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の治世の間(1848-1916年)に開通した、新しいウィーンの大動脈となる通りです。リンク通りは19世紀のウィーンの象徴であり、1879年には画家ハンス・マカルト演出による皇帝夫妻の銀婚式を記念する盛大な祝賀パレードが開催されました。写真はそのパレードのためのデザイン画を演出のハンス自身が描いたものです。

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本展では、ウィーン・ミュージアムが所蔵する19世紀に作られた精巧な都市模型を新撮し、この歴史的な都市計画の成り立ちを紹介する映像も上映されています。高精細3Dデジタルアーカイブ技術でよみがえるウィーンの街の壮大な変遷を、ぜひお楽しみください。

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第4章「1900年―世紀末のウィーン」。この時代、絵画の分野では1897年にグスタフ・クリムトに率いられた若い画家たちのグループが、オーストリア造形芸術家組合(ウィーン分離派)を結成。また、1903年には、工芸美術学校出身の芸術家たちを主要メンバーとして、ウィーン工房が設立されました。

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本展ではクリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点とウィーン世紀末の巨匠の傑作が集結。クリムトが最愛の女性を描いた≪エミーリエ・フレーゲの肖像≫は撮影OKなので、ぜひカメラやスマホでその美しさを収めてください。

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芸術だけでなく建築、音楽、歴史、ファッション好きをもうならせる本展。"芸術の都"ウィーンと呼ばれるその所以を、その目で確かめに来てみてはいかがでしょうか?



編集部 高橋

INFORMATION

日本・オーストリア外交樹立150周年記念
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
会場:国立新美術館 企画展示室1E
会期:2019年4月24日(水)~8月5日(月)
開館時間:10:00~18:00
※毎週金・土曜日は、6月は20:00まで、7・8月は21:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜
観覧料:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円、中学生以下無料
展覧会ホームページ(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://artexhibition.jp/wienmodern2019/

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