六本木で働く・住む人に、街についてのインタビューをし、リレーでつなげる当企画。今回は、35年以上続く「JAZZ HOUSE alfie」のオーナーである日野容子さん。六本木の移り変わりを知る日野さんから見たこの街は、一体どんな姿をしているのでしょうか?
Q 01
六本木といえば_________。(一言で表すと?)
A
「小さなニューヨーク」です。遊びに行ったことがありますが、昼や夜の雰囲気もやっぱり似ていますね。日本人も多いですし、ニューヨークにいても六本木にいるような感覚がありました。
Q 02
あなたがオススメする、六本木のベスト3は?(飲食店を含む、あらゆるお店でOK)
A
1位 MARU'S BAR
洋食兼ワインバーです。オムライスなども美味しいですし、とてもおしゃれなお店ですよ。
2位 52(ゴニ)
よく行く中華料理のお店です。有名な料理は麻婆豆腐と餃子ですが、ここのはなんでも美味しいです。中華料理店にもかかわらず、バーのような内装なんですよ。
3位 Cucina alla Baba(クッチーナ アッラ バーバ)
イタリアンやワインが楽しめます。飲食店は、お店を閉めてから行くことが多いですね。仕事の前に行ってしまうと、飲めないですから(笑)
きちんとしたお店に行ってお料理をいただくと、自分の肥やし、活力になる気がします。「衣食住」という言葉があるくらいですし、味はもちろん、見た目も美しい食べ物や飲み物は、いただくとほっとしますよね。
Q 03
六本木にある、お気に入りの景色は?
A
六本木ヒルズにある毛利庭園です。六本木は自然がある場所が少ないですし、公園のような雰囲気があって気に入っています。ああいった緑あふれる場所と、「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」のような落ち着いた空間が六本木交差点の近くにもあればいいのに、と思います。
今、六本木は同じようなビルが多いですが、昔はレコードショップ「六本木WAVE」、ジャズクラブ「MISTY」、イタリアンレストラン「CHIANTI」など個性的なお店が立ち並ぶ、大人の雰囲気が漂う街だったんですよ。
あとは、六本木アートナイト開催中の六本木も好きですね。いつもの六本木が違ったように見えますし、飾り付けがとてもすてきだと思います。仕事の時間帯的に全部見て回ることは難しいのですが、夜遅くまでやっているので、お店の近くのアートを楽しんだりしています。
Q 04
六本木のアフター5の過ごし方は?
A
alfieの下の階にある「椿屋珈琲店」や、「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、あとは「中国飯店」に行くことが多いですね。「中国飯店」は少し高いのですが、日によっては空いていて過ごしやすいので、ラーメンを食べながら、仕事のスケジュールを立てたりしています。
Q 05
六本木ならではのリフレッシュ方法は?
A
一杯飲みに出かけることですね。サウナとかも行きたいのですが、六本木という場所柄ちょっと二の足を踏んでいます(笑)
Q 06
身の回りのお気に入りのデザインは?
A
夫である日野元彦の兄・日野皓正さんが描いた作品です。日野元彦はジャズドラマーだったのですが、彼の演奏をイメージさせるデザインもかっこいいですし、イニシャルが入っているのもすてきですよね。
Q 07
六本木をもっと良い街にするには?
A
やっぱり、緑を多くしてほしいです。それに合わせて、ギャラリーや美術館、ちょっとしたライブハウスがあるような、安らぎの中に、刺激がある街にしたらよいのではないでしょうか?
私の理想としては、「六本木WAVE」のような様々なジャンルのCDやレコードを置いているビルの中に、自然が溢れる庭のような場所を作って、そこに座ってお茶を飲めるようになればいいな、と思っています。
Q 08
前回出演した方(河辺さん)とのつながりを教えてください。
A
河辺さんが以前働いていたアボットチョイスに食べに行っていたのがきっかけです。アボットチョイスも憩いの場所でしたね。
no.060
日野容子さん
60代・ジャズハウスオーナー
六本木歴38年