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【展覧会レポート】TOBIN OHASHI GALLERY「TechniColor. Fill Your Home With Color」

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TOBIN OHASHI GALLERYでは6月17日(日)まで「TechniColor. Fill Your Home With Color」が開催されました。本展では、村上隆をはじめとしたさまざまなアーティストの新作など厳選された作品が展示されました。

オーナーである大橋人士氏はTOBIN OHASHI GALLERYについて「ギャラリーと言うと、敷居が高いイメージがありますよね。大勢の人に見てもらうために、その敷居を低くするのも一つの手ですが、私はギャラリーの敷居の高さはそのままに、そこに届くための梯子のような役割を担っていきたいと思っているんです」と語ります。

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ギャラリーがあるのはマンションの一室。玄関を開けると、部屋のあちらこちらにアーティストの作品が並んでいました。訪れたときにはちょうど展覧会のギャラリートークが行われていて、振る舞われたドリンクを片手にソファに腰掛けながらアートについて語る、贅沢な時間を味わうことができました。

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様々な色、そして数字がキャンバスを占領するこの作品は、インドネシアの作家Agus Purnomoによる「Rainbow #9」。インドネシアではお札の一番小さな単位が1,000ルピア(約8円)、一番大きな単位が100,000ルピア(約770円)と、お金の桁の数が多いことで知られています。これだけ桁数が多いと現地の人も間違えてしまうことが多々あるようで、作者はそのフラストレーションを作品で表現しています。

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Byen Ung-Pilの描く人物は、男女どちらかがはっきり分かるようになっておらず、タイトルにも「People」や「Someone」といった、性別を確定しない言葉が使われています。男、もしくは女というフィルターを通さないで見る「人間」としての姿に、鑑賞者は思わずはっとさせられます。見る人、見る時によってそこに込められた意味が変化する、不思議な作品でした。

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これは、日本古来の芸術作品に宿る魂を村上隆流に表現した「光琳:祝祭の時」です。村上氏はこの「光琳」シリーズを複数発表しています。アニメ的な明るくてポップな作風の裏に、浮世絵や琳派に影響されたフラットな画面構成がなされています。渋い黄金色の部分には、骸骨がうっすらと描かれていました。

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田内万里夫の作品は"曼陀羅"に着想を得ています。鮮やかでありながらも心を鎮める不思議な色彩とデザインの本シリーズですが、作家はこれらを下書きなしで即興で描くのだとか。20代半ばまで、フランス、オーストラリア、アメリカなどで暮らし、宗教芸術、思想哲学、トライバルアート、サイケデリックアートに触れた彼は、本シリーズについて「イメージがとどまることを知らず、永遠に描き続けられる」と語っています。

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ベトナム出身のTran Trong Vuの作品「THE AFTERNOON PROGRAM」では、キャンバスの中央に、壁に手をついて打ちひしがれている人物がいます。これは、行き止まりのように感じる状況でも、周りを見渡せば別の道や方法などが開けていることを表現しているのだとか。どこか勇気をもらえる作品でした。

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展覧会の副題になっている「Fill Your Home With Color」(家を色で満たしましょう!)という言葉どおり、ギャラリー内はたくさんの色で満たされていました。家の中にアート作品があると、部屋全体が明るくなるだけではなく、一緒に住んでいたり、訪れた人々との会話も弾み、その場の雰囲気がぱっと色づきます。アート作品をぐっと身近に感じることができた展覧会でした。



編集部 髙橋





information
TechniColor. Fill Your Home With Color : Closing Weekend
会場:会場:TOBIN OHASHI GALLERY
会期:2018年5月19日(土)~6月17日(日)
観覧方法:予約制(イベント時を除く)
休館日:不定期
観覧料:無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.tobinohashi.com/ja/index.html

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