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【イベントレポート】西野達インタスレーション作品「カプセルホテル 21」で一晩過ごしてみました

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update_2017.07.14

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現在、21_21 DESIGN SIGHTにて開催されている「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」。その展示のうちの一つである、西野達さんの新作インスタレーション「カプセルホテル21」での夜間特別イベントの関係者プレビューが、6月30日に行われました。

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この夜間特別イベントでは、ギャラリー3全体を使用し展示されている「カプセルホテル21」に実際に滞在することで、作品を体験できます。
日をまたいでの開催ということで、チェックインは21時と遅めの時間。中に入るとすぐに、窓際にずらりと並んだ部屋が目に入ります。

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はじめに行われたトークイベントには、西野さん本人が登場。今回の展示にまつわる様々なエピソードが語られました。

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まずは、「カプセルホテル21」をつくった経緯から。「何を展示しようかと打ち合わせをしていた時に、ふとこのギャラリー3の窓が目に留まりました。ちょうどマットレスの幅ぐらいの間隔で窓が揃っていて、これを区切ってカプセルホテルにしたら面白いのではないか、とアイデアが生まれたんです。展覧会担当とも話が盛り上がって、誰にも止められることなく今日まで来ました(笑)。」

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窓の形がインスピレーションの源になったという西野さんは、21_21 DESIGN SIGHTの建物がとても好きなのだそう。「安藤忠雄さんのつくったこの建築が好きで、完璧といっていいほどの美しさだと思っています。でも、綺麗な建築の中に綺麗なものをつくっても面白くない。そこで、スチロールや単管などの素材をあえて採用したんです。」
カプセルはチープな造りですが、その一方で、シャンデリアや写真を飾ったり、シャワーを設置したりと、ホテルらしさを求めたこだわりも随所に見ることができます。

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しかし、何かと制限のある状況での作品作りは苦労も多かったようで、「実は2回ほど、もうやめようかなと思った時がありました(笑)。」という爆弾発言も! 2つ設けたかったシャワー室が1つになったり、毎日宿泊を受け入れられず、特定の日のみの夜間イベント実施になったりと、すべて思い通りとはいかなかったそう。

ただ、"人が作品の中で夜を過ごす"という実績を作ることで、今後同様のプロジェクトをやるときに、スムーズにやりたいことが出来るだろうと考え、とにかく一度やってみよう!という気持ちでプロジェクトを進めていったのだとか。

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トーク終盤では、西野さんがこれまでに手がけてきた数々の作品の紹介が。『そこまでやるか展』の名に違わず、どれもこれも常識を超えたスケールに圧倒される作品ばかり。

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なかでも私が驚いたのは、ドイツのミュンスター大学で行われた、校舎の時計台に設置されている時計と教室内の壁時計を交換してしまうという、前代未聞のプロジェクト。教室の中に、天井の高さまである時計が置かれている光景はまさに"規格外"です。
常識を超えた作品の数々と、西野さんの軽快なトークとが相まって、終始驚きと笑いの絶えない時間となりました。

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トークイベントが終わると、いよいよ就寝の時間が。
部屋の中はこんな様子。カプセルホテルということで決して広いわけではありませんが、窓があるからか圧迫感がなく、座れるくらいの高さもあります。全ての部屋についているテレビ(iPad)は、西野さんがどうしても設置したかったというこだわりポイントです。

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シャワー室は、普段は給湯室として使われているスペースに設置されていました。ジメジメと蒸し暑いこの季節には、とても嬉しい設備です。ちなみに、ここにも面白い仕掛けが。普段の事務室に突如としてシャワー室が現れたという突飛性を出すために、あえて冷蔵庫や電子レンジなども設置しているそうです。芸が細かい!

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シャワーを済ませてベッドに寝転がってみると、布団がちょうど良い柔らかさで、個人的にはバッチリな寝心地でした。

耳をすませると、誰かの寝息や、荷物を探る音が小さく聞こえるのは、この「カプセルホテル21」ならでは。非日常的な空間に、少々脳が興奮していましたが、寝心地がよかったためか気づくと眠りに落ちていました。

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朝、目が覚めると、窓の外には東京ミッドタウンの緑が目に飛び込んできます。六本木のまんなかで眠っていたことに改めて気付き、またも不思議な高揚感に包まれました。公共の場にプライベートな空間を生み出すという試みを、身をもって体験した貴重な機会となりました。

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夜間滞在ができる特別イベントの開催日は限られていて、定員を超す多数の申し込みがあるのだとか。開催日については公式HPでご確認を。人気なので、夜間イベントを体験できるかは運次第ですが、10月1日(日)までは「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」の展示作品として鑑賞が可能です。部屋に入ることも出来るようなので、ぜひこの特別な空間を体験してみてください。



information
企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」
会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:6月23日(金)~10月1日(日)10:00~19:00(入場は18:30まで)
※六本木アートナイト特別開館時間
9月30日(土)は六本木アートナイトに合わせ、特別に24:00まで開館延長(入場は23:30まで)
※夜間滞在イベント日時は公式HPをご確認ください。
休館日:火曜日
入場料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.2121designsight.jp/

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