スパイダーマンにアイアンマン、ファンタスティック・フォーにアベンジャーズ。誰もが知っているキャラクターを生み出すアメリカン・コミックス(アメコミ)のレーベル「マーベル」の大規模展覧会が開催中です。会場となった六本木ヒルズ展望台東京シティビューでは、4月6日(木)にプレビューイベントを開催。その様子をお届けします。
オープニングセレモニーが行われたのは、巨大なアイアンマンの像が立つエントランス。なんと高さ5メートル、日本初公開だそうです。そしてその足元では、スペシャルゲストが軽快にトーク中。
ゲストに招かれていたのは、お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザーさん(中央)と安藤なつさん(右)。マーベル・パブリッシングのシニア・バイスプレジデント&エグゼクティブ・エディターのトム・ブリーヴォートさん(左)も同席し、展覧会の見どころをアピールしていました。ちなみに、カズレーザーさんはアイアンマン、安藤なつさんはハルクをイメージした衣装とのこと。
セレモニーのあとはいよいよ内覧会がスタート。展覧会場は「HISTORY」「HERO」「CULTURE」「CINEMATIC UNIVERSE」「ART」の5つの視点から、マーベルの辿ってきた歴史や、多くの人を魅了する作品を生み出し続ける秘密を紐解く構成になっています。
まずは「MARVEL×HISTORY」で歴史のお勉強から。マーベルが誕生したのは1939年、前身の出版社タイムリー・コミックスがアンソロジー・コミック誌『マーベル・コミックス』を創刊したことがその始まりです(画像はその創刊号)。第二次世界大戦が起こった1940年代は、愛国心の高まりとともにキャプテン・アメリカが大ヒット。そして1960年代には「ファンタスティック・フォー」を皮切りに、現在活躍するキャラクターが次々と生み出されていきました。
そんなマーベルのヒーローたちを、3つの舞台ごとに紹介する「MARVEL×HERO」の展示入り口がこちら。まさにアメコミの誌面の中に入っていくようなイメージのゲートが出迎えてくれます。この「コズミック&ミスティック」では、5月に映画が公開予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」などSFやファンタジーの要素を含んだ世界観で活躍するヒーローたちを紹介。
大迫力のハルクの像やアイアンマンのコスチュームが展示されているのは「グローバル」。地球を守るために国際的に活躍するヒーローを紹介するコーナーです。ここにはもちろん、キャプテン・アメリカも(画像はコンセプトアート)。日本でもおなじみのキャラクターがたくさん展示されていました。
最後の「ローカル」に登場するのは、地元を愛するヒーロー、スパイダーマン。映画で使用されたコスチュームやフィギュアなどのほか、レアな原画もたっぷり紹介。
そして、本展のもうひとつの見どころがマーベルと日本とのコラボレーション、「MARVEL×ART」。寺田克也さん、村田雄介さんなど著名なマンガ家が表紙を描いた企画「マンガ・バリアント」の作品が展示されていたり、ゆでたまごさんが本展に合わせて記念イラストを描いていたり、ファンにはたまらない展示が多数。
「MARVEL×CULTURE」では日本の特撮ドラマ「スパイダーマン」に登場した、知る人ぞ知る巨大ロボ・レオパルドンも紹介されていました。番組は1978年に放映されたそうで、日本でのマーベル人気の歴史を感じさせますね。
会場を出たあとも六本木ヒルズはマーベル一色、写真の4.5mを超える実物大フィギュア「ハルクvsハルクバスター」などフォトスポットなどが随所に。展覧会場内にも一部撮影可能なエリアも用意されています。この春、お気に入りのキャラクターに会いに六本木に出かけてみては?
編集部 飯塚
information
「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
会期:4月7日(金)~6月25日(日)
時間:10:00~22:00(最終入場21:30)
休館日:無休
入場料:一般 1,800円、高校生・大学生 1,200円、4歳〜中学生 600円、シニア(65歳以上)1,500円
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.tokyocityview.com/marvel-exhibition