国立新美術館は、1月21日(土)に開館10周年を迎えます。これを記念して、1月20日(金)~30日(月)にスペシャルイベント「国立新美術館開館10周年記念ウィーク」を開催。その内容を、ミュージアムショップ・スーベニアフロムトーキョーに併設されたSFT GALLERYで開催されている「毎日ハレの日」展を中心にご紹介します。
SFT GALLERYは、1年を通じて約5つの展覧会を開催し、日常的にアートやデザインに親しむためのきっかけを提供しているギャラリースペース。現在は、国立新美術館開館10周年企画のひとつとして、「毎日ハレの日」展を開催しています。若手工芸作家の作品も多く取り扱うスーベニアフロムトーキョーが、陶芸作家、漆掻き、水引デザイナーの計6名の作品を選出・展示する本展。その内容は、お正月や記念日など家族で囲む"ハレの日"の食卓を、器や水引きを通じて提案するというもの。
写真は陶芸家、小林耶摩人さんの作品が並ぶコーナー。器から献立を考えたくなるような、シンプルだけど存在感のある平皿が並びます。
こちらは漆掻きの猪狩史幸さんによるお椀、坂場圭十さんの色彩豊かに絵柄が施されたお皿、そして水引デザイナーの長浦ちえさんによる鶴の箸置きをコーディネート。日本人ならきっと心惹かれるであろう、伝統の中にモダンを兼ね備えたデザインです。
壁面には、長浦さんデザインの水引も飾られていました。それだけでなんだか清々しい空間になるのは、おめでたい飾りにお正月気分を感じるからでしょうか。
こちらは金で描かれたドットや縁取りがかわいらしい印象の、中囿義光さんによる作品。コーヒーカップ、そば猪口、小鉢とマルチに使えそう。
凛とした雰囲気の茶碗は、広川絵麻さんによる作品。実際に持ってみると、手によく馴染む形をしていることがわかります。
展示されている作品はすべて購入することが可能。品があり、縁起の良い佇まいの品々は、ギフトにしても喜ばれそうです。ちなみに、期間中、スーベニアフロムトーキョーでは、国立新美術館や「東京」に関連した商品をセレクトしたコーナーが展開される予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
そして1月20日(金)からは、全館で「国立新美術館開館10周年記念ウィーク」が開催されます。国立新美術館の活動を紹介する「NACT Colors ─ 国立新美術館の活動紹介」、石田尚志さんによる映像インスタレーション、シンポジウムや山本東次郎家一門による狂言公演に、建築ツアー、ロビーコンサート、映画上映会など盛りだくさん。詳細は公式ウェブサイトでチェックを(クリックすると外部サイトへ移動します)。1月21日(土)は館内の展覧会が無料で観られるので、お見逃しなく!
編集部 五十嵐
information
「毎日ハレの日」
会場:国立新美術館内 SFT GALLERY
会期:2016年11月9日(水)~2017年1月30日(月)
開館時間:10:00~18:00 ※金土は20:00まで
入場料:無料
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
https://www.souvenirfromtokyo.jp/gallery