本日10月21日(金)から10月23(日)まで、「六本木アートナイト2016」が開催されます。今年のテーマは、「六本木、アートのプレイグラウンド〜回る、走る、やってみる。〜」。現代アートやデザイン、パフォーマンスなど多彩な作品が六本木の街に登場、アートと街が一体化する"アートの饗宴"です。前日に行われたプレスプレビューの様子を中心に、その内容や見どころをお届けします。
プレスプレビューの会場は、メインプログラム・アーティストの名和晃平さんが手がけた巨大なインスタレーションがそびえ立つ、六本木ヒルズアリーナ。ここを中心に、本日17時30分からのオープニングセレモニーを皮切りとして、さまざまなプログラムが開催されます。
これまで六本木アートナイトは春に2日間開催されてきましたが、今年は秋に開催、会期も3日間に延長。実行委員長を務める森美術館館長の南條史生さんによれば、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたイベント「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」に合わせたから。また、オリンピックに関連したアートプロジェクト『東京キャラバン』も同時開催されます。発案者である野田秀樹さんのクリエイターインタビューを11月2日(水)に公開予定ですので、お楽しみに。
プレスプレビューには、名和晃平さんも登壇。今回、名和さんの手がけた彫刻作品「Ether(エーテル)」が、六本木ヒルズアリーナのほか、国立新美術館と東京ミッドタウンにも並びます。プラントハンターの西畠清順さん、風船を使った作品を制作するデイジーバルーンとのコラボレーションによって、六本木に「森」を出現させたとのこと。
作品の全体像がこちら。「Ether」の隣の彫刻作品「White Deer」は、名和さんがよくモチーフにしている巨大な鹿の作品で、このあとは宮城県の牡鹿半島で開催されるアートフェスティバルで展示される予定とのこと。周りにある海に浮かべるブイは、石巻の漁師さん一人ひとりと会って譲り受けたものだそう。
また、海外招聘パフォーマンスとして、フランスを拠点とするパフォーマンスグループ「カンパニー・デ・キダム」が来日。プレスプレビューではそのデモンストレーションが行われました。巨大な光る馬がステージ上で踊り狂うさまは、圧巻かつ幻想的!
今日から3日間は、六本木の街のあらゆる場所が、アートに触れることができる"プレイグラウンド(遊び場)"になります。登場するプログラムは60以上、お目当てを決めて行くもよし、ふらりと訪れて偶然の出会いを楽しむもよし。期間中は無料シャトルバスが深夜まで利用できるので、ぜひ気軽に"アートの饗宴"に参加してみてください。
そして六本木未来会議も六本木アートナイトに参加します。10月22日(土)21時半から、アイデア実現プロジェクト#13「現代アートセミナー by Chim↑Pom」として、エリイさんが現代アートについて語るイベントを開催。会場は、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016」開催中の東京ミッドタウン・芝生広場で。自由参加となりますので、こちらもぜひお見逃しなく。
編集部 飯塚
information
「六本木アートナイト2016」
会場:六本木各所
会期:10月21日(金)〜 10月23日(日)
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.roppongiartnight.com/2016/