「♪ゴメンね、素直じゃなくて......」。このフレーズにピンときた方なら間違いなく楽しめる展覧会が開催中です。その名も「美少女戦士セーラームーン展」。ご存じ、1990年代に社会現象になった同名マンガの初の総合展です。原作者・武内直子さん書き下ろしイラストなど見どころたっぷり、その様子をどうぞ。
会場入り口すぐの吹き抜け空間には、武内直子さんが本展のために描き下ろした原画のタペストリーが展示されていました。そして中央には、5人のセーラー戦士と記念撮影ができるフォトスポットが。ここで主人公お決まりのポーズを披露する人続出、プロに撮影してもらえるサービスも行われていました。
フォトスポットを囲むのは、大小さまざまなグッズや表紙を飾った雑誌の数々。ここを見るだけでも、どれだけ愛されている作品なのかがわかりますね。
こちらは「セーラームーンクロニクル」と題された、全シリーズのストーリー年表。単行本全18巻(旧版)、アニメ5作品、そして現在放映中のアニメシリーズまで。年表として公式にまとめられたのは初めてだそう。セーラームーン初心者の私も、こちらでちょっとだけお勉強。
会場にはとにかく女性の姿が多かったのですが、中でもみなさんが盛り上がっていたのが、グッズを集めたこのコーナー。「これ、ほしかったやつ〜」「杖系のアイテム集めてた〜」などなど、ため息まじりの歓声があちこちから。
アニメのセル画や絵コンテが一面に展示されていたコーナーでは、流れていたアニメの映像にほぼ全員の目が釘付けに......。これだけの資料を目にしたあとに実際の映像ですから、ファンでなくとも引きつけられますよね。
そして本展の目玉のひとつがこちら、本展覧会のメインビジュアルとなった武内直子さんのイラスト。本人直筆のサインもあって、撮影する人たちの行列ができていました。ちなみにこの奥には、『なかよし』連載当時の貴重なカラー原画の展示が。
そのほか、作品の原点である第1話をカラー化したマンガが読めたり......。
本展のためだけに製作したドレスとタキシードの衣装が展示されていたり......。
ネイルやオードトワレなど、大人向けアクセサリーやコスメもあって、本当に盛りだくさんの内容。
もちろんグッズ売り場も大盛況で、クリアファイルやシール、メモ、キーホルダー、さまざまなお菓子、原作に登場するアイテム「ムーンスティック」まで販売していました(売り切れの場合がありますので、全商品のラインアップや販売状況は公式サイトでご確認を)。
女性の来場者が多かったのはもちろんですが、意外だったのは年齢層が幅広かったこと。90年代からのファンはもちろん、現在でもたくさんの人を引きつけ続けている「美少女戦士セーラームーン」。観に行かないと、月に代わってお仕置きよ!(笑)
編集部 飯塚
information
「美少女戦士セーラームーン展」
会場:六本木ヒルズ展望台東京シティビュー内スカイギャラリー
会期:会期:4月16日(土)~6月19日(日)※無休
開館時間:10:00~22:00
※入館は閉館の30分前まで
入場料:一般 1,800円、学生 1,200円、子ども(4歳〜中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.roppongihills.com/tcv/jp/sailormoon/index.html