六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」でも展示したものです)。
今回は、村松亮太郎さんが選んだ、『フラニーとズーイ』(著・J.D.サリンジャー/新潮文庫)。
村松さんのコメント
好きな作家はたくさんいますが、中でも一番はサリンジャー。自分がプロデュースをしたデリ・レストランも、彼の著作から「9STORIES」と名付けてしまったくらい。中でも『フラニーとズーイ』は、ハマるきっかけになった一冊です。その魅力を言葉で説明するのは難しいけれど、ひとつ言えるのは、とても映像的で、読んでいると映画のように情景が浮かぶということ。実際、彼は「言葉では表現できない」と言って、書くのをやめました。きっと、本当に表現したかったのは言語的ではない部分だったのだと思います。
『ライ麦畑でつかまえて』に並ぶ、J.D.サリンジャーの代表作のひとつ。女子大生のフラニーとその兄ズーイをめぐる数日間の物語。今でも、多くの著名人が言及する名作です。
村松さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #61
村松亮太郎(NAKED代表)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/61/