六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」でも展示したものです)。
今回は、禿真哉さんが選んだ、『イノチダモン』(著・荒井良二/フォイル)。
禿さんのコメント
人間も動物も植物も、命というくくりで捉えるとみんな同じ。
赤ちゃんがお母さんのおなかから出てきた途端に肺呼吸になるように、 まだ何者でもない命は、わずかな個体差と環境の違いで、
たまたまスポーツ選手になったり、 花畑の中のひとつの花になるのかもしれない。
何かになるまえのはじまりを描く見開きの絵は圧巻です。
あと、登場するなにものかたちがかわいいです。
豊かな色彩と大胆なタッチが特徴の絵本作家・荒井良二さんが描く本書。禿さんのコメントにもある見開きの絵には、ブクブク、アワアワ、チャプチャプ、ドクンドクンと"イノチのはじまり"が順に描かれています。荒井さんにしか描けない色鮮やかでダイナミックな世界観が存分に堪能できる一冊です。
禿さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #09
トラフ建築設計事務所
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/09/
六本木未来会議 編集部