現在開催中の「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」も、いよいよ後半に突入。本日10月30日(金)からは、ミッドタウン・ガーデンで「MUJI HUT」、関連イベントとして館内各所で「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(G展)」がスタートしました。その様子をレポートします。
東京ミッドタウンの玄関口、キャノピー・スクエアでは、さっそく何台もの乗用車が展示中。こちらも会場のひとつで、「グッドデザイン・ベスト100」受賞デザインの中からモビリティの実物が展示されています。
ちなみにこの日は、審査委員長を務める永井一史さんなどが登壇し、グッドデザイン賞の記者発表会が行われていました。クリエイターインタビューで「新しい審査基準であり、新しい情報発信の方法」と語っていた「フォーカス・イシュー」についての解説も。
東京ミッドタウン・ホールでは、「グッドデザイン特別賞」「グッドデザイン・ベスト100」を受賞した作品をところ狭しと展示中(壁に書かれている文字が「フォーカス・イシュー」だそう)。この中の候補作品から、来場者の投票結果も反映して、最終日の11月4日(水)に「グッドデザイン大賞」が決定します。
東京ミッドタウン・デザインハブも、期間中は会場のひとつに。施設や建物など、実物を展示できない作品をパネルで解説しています。館内の至るところで開催されているG展、全作品を見るには1日では足りないかもしれませんね。
館外に足を運ぶと、木立の中に3つの"小屋"が建っていました。これは無印良品の「MUJI HUT」の展示。「HUT」とは「小屋」の意味、ミニマムでありながら、豊かな時間を過ごすための住居を提案するプロジェクトです。
こちらは深澤直人さんがデザインした「木の小屋」。「別荘ほどでもない。キャンプほど単純でもない」と語っているとおり、ミニマムな住居ながら入り口のある面が全面ガラス張りになっていて、開放感たっぷり。これが森の中に建っていたら......と想像がふくらみます。
この巨大なコンテナは、インテリアデザイナーのコンスタンチン・グルチッチさんによる「アルミの小屋」。中は2階建てになっています。
そのそばには、グルチッチさん本人の姿も! 来場者の方に作品の説明をしていたのでしょうか。
こちらはぐるりと設けられた縁側が気持ちよさそうな「コルクの小屋」。デザインしたのは、プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンさん。この3つの"小屋"は、なんと実際に販売されるとのこと!
夜には、深澤さん(左)、モリソンさん(中)、グルチッチさん(右)の3名が登壇し、「MUJI HUT」について語るトークショーも開催されました。さらに盛り上がる「DESIGN TOUCH」、いよいよ11月3日(火)まで。2つのプログラムがスタートした後半も、ぜひ楽しんでくださいね。
編集部 飯塚
information
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015」
会場:東京ミッドタウン各所
会期:10月30日(金)〜11月4日(水)
時間:11:00〜20:00
※10/30は13:00から、11/4は17:30まで。入場は閉館30分前まで
料金:一部有料
http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2015/entry/entry12.html
「MUJI HUT」
会場:ミッドタウン・ガーデン
会期:10月30日(金)〜11月3日(火)
時間:11:00〜19:00
料金:無料
http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2015/entry/entry03.html