六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、石井幹子さんが選んだ、『広重 名所江戸百景』(ヘンリー・D. スミス/岩波書店)。
石井さんのコメント
江戸末期を代表する浮世絵師 歌川広重は、数多くの名作を残しましたが、私は中でも「名所江戸百景」は、これからの東京のあり方を考える上でも重要な作品と思っています。約150年前の東京の景観と、そこに繰り広げられている庶民の暮らしには、私達が取り戻したいものが沢山あります。すっかり変わってしまった港区の風景を、比較することも出来る一冊です。
言わずと知れた浮世絵作家、歌川広重の晩年の代表作。四季ごとに描かれている美しい江戸の風景たちは、今の東京からは考えられないほど自然豊かで美しい景色ばかりです。150年前の六本木はどんな風景だったのでしょう。
石井幹子さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #41
石井幹子(照明デザイナー)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/41/
六本木未来会議 編集部