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【イベントレポート】ミラノサローネ2015(Salone del Mobile)レポート

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update_2015.06.24

2015年4月12日(日)。六本木を離れて、遠くイタリア・ミラノへ向かいました。目的は・・・そう、「世界最大の」国際家具見本市「ミラノサローネ(Salone del Mobile. Milano)」の視察です。たまには世界からデザインを見つめてみるのもとてもよい機会かと。そんな気持ちで向かった先は、ミラノサローネの本会場ともいわれる、「フィエラ」。

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<画像①&②キャプション>Salone del Mobile 家具見本市会場入口

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と書き始めてみましたが、そもそも、「ミラノサローネ」って聞いたことはあるけれど、何のことなのだろうという方のために、簡単に説明を(ご存知の方は読みとばしてくださいね)。

「ミラノサローネ」とは、イタリア・ミラノで毎年開催され(だいたい4月の第2~3週目の約1週間)、毎年32~33万人が参加する世界最大級のデザインイベントです。(※2015年の会期は2015年4/14(火)~ 19日(日)まででした。)そもそも、「ミラノサローネ」というのは日本での通称。世界最大の家具の国際見本市Salone del Mobile. Milanoと期間中にミラノ市全域で行われているデザインイベントのことを総称してそう呼んでいます。国際的にはミラノデザインウィークとしても知られていますね。

「フォーリ・サローネ」と呼ばれる本会場の外となる、場外会場では、ミラノ市街地だけでなく、トリエンナーレ地区やブレア地区、トルトーナ地区などが有名で、近年では若手デザイナーが出展するランブラーテ地区なども注目されています。

 

 

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トリエンナーレ地区(トリエンナーレ美術館)

 

 

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ブレア地区(道端でもデザインの展示があちこちに見られる)

 

 

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トルトーナ地区 2015年「Milano Design Award Competition」において「Best Entertaining賞」を受賞したLEXUSの展示

 

 

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ランブラーテ地区の若手作家の展示会場

 

以前六本木未来会議でも、レポートを書いていますので、是非のぞいてみてください。
レポート① 
レポート②

 

と、概要説明はここまでにさせていただき、サローネ「本会場」のレポートに戻ります。

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本会場は、ミラノの中心部を、六本木とみたてると、ちょうどお台場くらいの位置にあたるロー市のフィエラという場所に位置することから、「フィエラ会場」と呼ばれます。約34万㎡の敷地(出展面積は約20万㎡)に2,000を超えるブースが並び、実際的な商談の場となっています。2015年も世界160カ国から34万人以上の来場者を受け入れたそうです。国際的デザインイベントといわれる所以ですね。

 

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基本的にはB to Bの商談場所なので、業界関係者のみに開かれた場所なのですが、土日のみ、一般公開があって、ミラノ市民を中心に賑わいます。今回も、341,721人(内、業界関係者数: 310,840人)が来場し、出展した企業も、160カ国から、2,016社もあったそうで、もちろん、1日では到底全会場をまわることはできません。出展面積も合計で、201,200㎡ (東京ドーム約11個分の敷地!)もあり、会場面積にすると、なんと340,000㎡。東京モーターショーの面積が年によってことなりますが、約35,000㎡だと考えると、その大きさが少し伝わるかもしれません。

 

 

 

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多くの来場で賑わうプレス用エントランス

 

 

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本会場の通路

 

 

2015年の、国別来場者数は1位中国、2位ドイツ(飛躍的に数を伸ばす)だったそうです。その他サウジアラビア、レバノン、エジプト、アメリカ、英国、インドからの来場者数にも増加がみられたんだとか。

ここからは、本会場のエッセンスをダイジェストでどうぞ。

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【本会場その①】 広大な企業のプロモーションスブース

 

家具と一言で表現すると、いわゆるインテリアショップを思いうかべる方も多いかもしれませんが、ここフィエラ会場では、オフィス、キッチン、バスルームの内装や家具全般、とにかく、一つのブースが大きくて、まるで、大きな家の内装に入り込んだかのような錯覚におちいるくらいの建て込みなのです。

それもそのはず、ここで各企業が、その年の新作を発表し、その後一年間のビジネスにつなげていく、という貴重な商談の場所ですので、各企業の気合いの入り方は、投下する予算にも、スケール感にも、想像を絶するものがあります。

見学したブースのうちのほんの一部分をご紹介します。

まずは、昨年のTokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014で、"Salone in Roppongi"のメインインスタレーションとなった「Kartell」のエリア。

 

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会場構成を吉岡徳仁氏とRon Jiladが手掛けた「The Flos」の会場。

 

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日本の企業も出展しています。広島ベースの「マルニ木工」。毎年出展されていて、ここから大きく国際的にビジネスが広がっていったそうです。

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出展企業2,000を超える、となると、本当に何日あっても見きれませんね。会場の大きさを感じていただけたでしょうか。

 

 

【本会場その②】その年のテーマにそった、インスタレーションスペース

 

毎年恒例となるのが、その年々によって異なるインスタレーションエリア「Workplace3.0」での展示。今回は、ワークスペースへの新提案をテーマにした、ミケーレ・デ・ルッキ氏の巨大インスタレーション、「The Walk」が登場しました。「ワークスペースとは、スポーツジムに例えて言うなら、『脳を鍛える場』であり、人と人との関係が新しいアイデアと可能性を産む。」と語るデ・ルッキ氏のコメントの如く、まさに、「形式にとらわれない」、「立ち止まることなく変化に対応していく」未来のワークスペースができあがっていて、見ごたえたっぷりでした。

 

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The Walkの会場写真

 

 

【本会場その③】若手デザイナーの発掘の場所でもある、「サローネサテリテ」

 

現在、日本だけではなく、イタリアをはじめとするヨーロッパ各国で活躍中の、デザインオフィス「nendo」もこのサテリテ出展を契機に、毎年、活躍の場を広げてきました。今年も多くの若手作家のプレゼンテーションのブースが数多く出展されていました。参加デザイナーの数はなんと700名。ここで発掘され、世界に旅立っていくデザイナーの数が多いのも、注目度が高い要因となっています。

 

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サローネサテリテの会場風景

 

 

毎年、サテリテアワードが開催されていて、出展したブースの中から、注目作家&作品が選出されます。今回のグランプリは、「Cloud Series Lamp」という3Dプリントの「クラウド・ランプ」の コレクションをデザインした中国のデザイングループ「Xuberance Studio」が獲得。中国の伝統美を反映している作品だったことがグランプリ受賞につながったそうです。

本会場の、ごく一部のレポートは以上となります。「ミラノサローネ」をもっとよく知るには、やはり現地にいって、自分の足で一つ一つの会場をまわるしかないと書きながら実感しています(一週間毎日一日中かけても全部のイベントは見ることができませんが・・・)。ご興味がある方は、是非、来年トライしてみるのはいかがでしょうか。きっと、「デザインの街」という意味が体験をもって理解できるようになると思います。六本木もがんばらなくては、と思う視察となりました。

 

編集部 井上ルミ子

 

【イベント概要】 タイトル:第54回Salone del Mobile. Milano(ミラノサローネ国際家具見本市) 会期:2015年4月14日(火)~19日(日) 公式サイト(英語):http://salonemilano.it/en-us/ 公式サイト(日本語):http://www.milanosalone.com/

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