最近六本木周辺では、ウルフギャング・ステーキハウス(Wolfgang's Steakhouse)など、海外のステーキハウスが日本初上陸しているのを街中の看板などで知ることが多いのですが、本日訪れたのは、1964年に六本木で開業した、鉄板焼きの老舗として40年以上の歴史を持つ「ステーキハウス ハマ」。少しの間だけ青山一丁目のほうに移転していましたが、昨年11月、また六本木エリアに戻ってリニューアルオープンしたということで、ランチ訪問してきました。
ランチは、11:30オープン(14:00がラストオーダー)。土日祝も営業ということなので、休日美術館にきた時にも重宝しそうなアドレスです。
入ったところにある冷蔵庫には、ズラリと並ぶ、名和牛たち。期待が高まります。
訪れたのは、平日のオープン時間直後ということもあり、予約をしなくても、すぐ席に案内をしてくれました。 建物は4階建てですが、案内されたのは、2階席。店内は、全て鉄板カウンター形式になっていました(一部個室)。
今回オーダーしたのは、「ステーキランチ@3,000円」(+500円で、ライス→炒飯またはガーリックライスにできたので、炒飯をチョイス)。 この他、「ハマランチ@5,000円」、「スペシャルランチ@8,000円」、「六本木ランチ@10,000円」があります。(*価格は全て税別です。) ネーミング的に、六本木ランチ、というのが一番高額というのは、六本木=お値段がはります...というイメージなのかなあ、など思いながら、 目の前では、すでに調理が始まっていました。
まずはサラダとステーキソースがテーブルに運ばれてきます。
鉄板では、「焼き野菜」のホウレン草のソテーが丁寧に調理されています。同時に、お肉にも着手。ステーキランチでは、黒毛和牛ロースステーキ150gまたは黒毛和牛フィレステーキ130gが選べたので、今回はフィレステーキをミディアムレアで焼いていただきました。(ちなみに、お肉は1000円追加で50g増量ができます。)
ホウレン草のソテーがでてくると同時に、炒飯もスタート。華麗な手さばきを見ながら、ランチをスタートします。
お肉の仕上げ作業です。クライマックス!
炒飯→お肉→お椀、お漬物、の順番にサーブされます。その後、更なる野菜焼きのモヤシもでてきました。お肉のお味は...さっぱりしていて、醤油ベースの玉ねぎソースがなくても、塩コショウとお肉本来のうま味だけで、十分美味しいです。脂身も少ないので、牛肉本来の味を楽しめます。(写真では、あまり伝わらず、で申し訳ありません)冒頭で紹介したウルフギャング・ステーキハウスのような、熟成牛というよりは、フレッシュな牛という感じで、あっさりいただける一品です。
良質なたんぱく質摂取に成功した後は...
老舗のステーキハウスの少しお高いランチ...というイメージに反さない、良質なサービス、 丁寧な調理など、満足な内容なのですが、もう一つ、ご紹介したい、このステーキハウスのランチの魅力が あります。
それは、「スピード」。
六本木未来会議の読者の皆さまには、もちろん、六本木に美術館にきたついでに、など、優雅な時間の中で、ゆっくりランチを 堪能していただければ、と思いグルメスポットをご紹介していますが、毎日そんなに優雅にランチを食している時間的余裕がない人も多いはずです。
私のようにほぼ毎日六本木にいる身としては、 「30分しかないのだけど、美味しいものが食べたい!」などの衝動に駆られる日もあるわけです。
そんな皆さまにおススメしたいのが、本日ご紹介した、「ステーキハウス ハマ」のステーキランチ。
少し優雅なランチ(お値段的にも)となると、どうしてもそれに伴って時間がかかるしな、と躊躇してしまうこともあると思いますが、 今回、入店→完食までの所要時間は、およそ30分。
内訳:着席(0分)→サラダ・ホウレン草ソテー(5分)→炒飯(10分)→お肉他(13分)→デザート&コーヒー(20分)→完食(30分)。
まるでラーメン屋さんでさくっとランチをした、という感じの時間の感覚なのです。 しかし残るのは、全然違った満足感。
効率を愛するビジネスマンの皆さまに(も)是非お勧めしたい、ランチスポットです。 実際、男性のお客さんで、25分くらいで、完食して、(おそらく)お仕事に戻っていった方が隣に座っていました。 私は炒飯にしましたが、白ご飯にすることで、さらにスピードアップをすることもできるのです。 (さらに、お肉の味もより堪能できると思うので、次回は白ご飯でいってみようと思います)
ステーキハウス ハマの「ステーキランチ」を一言でいうと、「エクスプレス・ラグジュアリー」でしょうか。
もちろん、じっくり時間をかけて、アニバーサリーをお祝いする、海外のお客様を接待する、など ゆったり豪華ランチとしても楽しめるスポットだと思いますので、 状況に合わせて、ご利用してみてはいかがでしょうか。
編集部井上
「ステークハウスハマ 六本木本店」
住所:東京都港区六本木7-2-10 TEL:03-3403-1717
営業時間:11:30~14:00/17:00~23:00
定休日:年中無休
URL:http://www.gnavi.co.jp/hama/roppongi.htm