4月19日、20日と、六本木アートナイト2014に参加してまいりましたのでレポートします。
2014年の六本木アートナイトは、アーティスティックディレクター日比野克彦氏監修のもと、「動け、カラダ!」がテーマという事で、今年は体を使ったパフォーマンスや、動きを重視した作品が多くなっていました。
今回、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3施設で《カラダひとつプロジェクト》を展開された西尾美也氏の作品達は、事前に一般の方から古着を集めて作られた巨大パッチワーク。
まず、オープニングセレモニーも行われた六本木ヒルズアリーナには、《人間の家 [スカート]》が登場。巨大なパッチワークがヒルズアリーナでひらひらと壮大に舞っていました。
そして、東京ミッドタウンでは、様々な花柄の服から採取した布で作られた《花柄/花》が登場。十数枚の巨大な花びらが、暗闇の中に浮かび上がります。
国立新美術館には立ち寄れず、もうひとつの作品、《ボタン/雨》を見ることが出来なかったのが残念...。
コアタイムである19日の夜は、東京ミッドタウンを中心に回ることに。 まず、外苑東通りからの入り口に突然設置された卓球台。と思いきや、何やら形が違うんです。
そう、卓球台なのに円形、そして実際にプレイできる!という、リー・ウェン氏の作品、《ピンポン・ゴー・ラウンド》。皆さん小雨も気にせず、行列をつくってカラダを動かし楽しんでいました。
続いて、ミッドタウン・タワー前には八谷和彦氏の作品、《オープンスカイ: M-02J》が登場。あの、誰もが乗りたいと一度は思った「メーヴェ」を、実際に人が乗れるように作られた「M-02J」。飛行映像も隣で放映され、見る人を魅了していました。 私も、いつか乗ってみたい...。
そうこうしているうちに、六本木パレード《ふわりたい ながれたい つなぎたい》が東京ミッドタウンに到着。女子学生の制服を着た日本女子大学の学生がダンスを展開。
カラダ全体を使ったキレのある振付で、会場は大盛り上がり!
場所を移して、ミッドタウン・ガレリアへ移動すると...
体は人間、頭は鳥、という「とりじん」なる集団に遭遇。ビートルズやジャズスタンダード等を演奏して、去って行きました。どうやら「とりじん」は、美大に通っているらしいとの噂。
そういえば、先日から告知していた六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#03の「ふるさとシール by 箭内道彦」ですが、六本木各所で配布したところ、大人気!
自分の出身県はもちろん、ゆかりの深い都道府県のシールを持っていかれる方も多数いらっしゃいました。こちらの様子はまた近々、六本木未来会議内の【プロジェクトレポート】 内でご報告いたしますね。
さて、場所を移動させ、再度六本木ヒルズへ...と、向かう途中で六本木アートナイトの無料シャトルバスに遭遇しました!
なんと、「六本木アートナイト」仕様になっていたんです!こういった細かいところまでアートナイト一色、というのが素敵ですね。
六本木ヒルズに到着すると、サントリーのウィスキー「響」がずらっと並べられ、そのきれいな24面のボトルをライトアップ。ここでは、限定の響アートラウンジが登場。こちらで軽く一杯!と立ち寄られている方が多かったです。私は仕事中なので我慢しましたが...。
最後は、毛利庭園に登場した、小松宏誠氏の《鳥の様に_ディスプレイ_毛利庭園》を。 小松宏誠氏といえば、Tokyo Midtown Award 2009 においてアートコンペを受賞し、先日はISSEY MIYAKEとのコラボレーションで話題になりましたよね。
深夜の、深い闇の毛利庭園の池の底に、3つの生き物のような動きの模様が浮き出ては消えていくという幻想的な作品となっていました。
さて、まだまだ、まだまだ、まだまだたくさんのコンテンツが六本木アートナイト2014では行われていましたが、今回のレポートではここまで。
六本木アートナイト2014は無事終わってしまいましたが、六本木未来会議としては既に来年を楽しみにしています。
来年のレポートも是非お楽しみに。
編集部 T