今回は、2月28日より21_21 DESIGN SIGHTにて始まった「コメ展」をレポートします。
コメ展は、グラフィックデザイナーの佐藤卓さん、文化人類学者の竹村真一さんのディレクションのもと、私たちの暮らしに欠かすことのできない「コメ」を見つめ直し、その未来を来場者とともに考える、というコンセプトの展覧会となっています。
まず、21_21 DESIGN SIGHTの1階入口には、大きなコメ粒が3つ並んでいます。 籾殻をまとったもの、玄米、白米と、今までに見たことのないコメの形状をじっくりと見ることができます。
地下1階の展示ブースへ向かうと、目にはいるのは壁面に貼られた写真のパネル、「コメマンダラ」。1年を通した田んぼの風景や生息する生き物、コメに関わる環境の写真を様々な角度から撮影、これまで見たことのないおコメ、田んぼの表情を発見することができます。
次は、竹村真一さんが企画・制作した"触れる地球"で見るコメと稲作の歴史、「コメの惑星」。世界中で作られ、食べられているコメ、その未来を地球規模で考えることを実際に触れてみて考える展示となっています。
こちらは、「コメみくじ」。入場時に手渡されたおみくじに、自分で選んだ「米偏」の漢字スタンプを押すと...?おみくじには知らない漢字がたくさん並んでいます。米に関する意味を持つのでしょうが、どういった意味なのか、そしてどんな結果になるのか...是非、訪れた際にはお試しを。ちなみに私の周りの人達は結構納得のいく結果だったとか...。
これは、「はじめちょろちょろ」という作品。「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ...」とかまどでの炊飯シミュレーションをすることができます。今ではなかなか聞くことがないですが、残しておきたい言葉ですよね。お子さんをはじめ、たくさんの方に体験していただきたいと思います。
個人的に気になったのは、こちらの作品「まったくのいきもの」。太陽に照らされた稲の光合成を表しており、時間が経つとゆっくりと、そしてまっすぐに伸びる稲が美しい。稲も、太陽によって成長している"生き物"であるという事を再認識させられました。
さらに、今回の「コメ展」では、写真撮影可となっていて、#kometenとハッシュタグを付け、撮った写真をTwitterやInstagramにアップすると、会場に展示されている「コメ展アルバム」とコメ展スペシャルサイトにアップされます!こちらも是非参加してみてください。
「コメ展」の最後には、コメ粒に文字を書くことのできるブースがありますので、 達人技?に挑戦して、好きな文字を書いて楽しんでくださいね。
編集部:T
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「コメ展」
会期:2014年2月28日(金) - 2014年6月15日(日) 休館日:火曜日(4月29日、5月6日は開館) 開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで) *4月19日(土)は六本木アートナイト開催に合わせ、通常20:00閉館のところを特別に24:00まで開館延長します(最終入場は23:30) 入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料 *15名以上は各料金から200円割引 *障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料 その他各種割引についてはご利用案内をご覧ください 主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団 後援:文化庁、経済産業省、農林水産省、港区教育委員会 特別協賛:三井不動産株式会社 協力:おかげさま農場、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、株式会社サタケ、株式会社スズノブ、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、農研機構作物研究所、ホクレン農業協同組合連合会、株式会社益基樹脂、ヤマハ株式会社(五十音順) 展覧会ディレクター:佐藤 卓、竹村真一 企画協力:宮崎光弘(AXIS)、奥村文絵
お問い合わせ先 21_21 DESIGN SIGHT TEL:03-3475-2121 WEB: http://www.2121designsight.jp/